
囚人を経験したアーティストが見せるもの。「ティン・リン展」が銀座メディカルビルでスタート
ミャンマーの現代美術を代表するアーティスト、ティン・リンの日本初の個展が、Shinwa ARTEX株式会社のギャラリーで開催されている。反政府活動の容疑で約7年刑務所に収監され、囚われた独房でアート作品を制作し続けたという独特な経験を持つティン・リンは、どのような作品を見せているのか? レポートで紹介する。

ミャンマーの現代美術を代表するアーティスト、ティン・リンの日本初の個展が、Shinwa ARTEX株式会社のギャラリーで開催されている。反政府活動の容疑で約7年刑務所に収監され、囚われた独房でアート作品を制作し続けたという独特な経験を持つティン・リンは、どのような作品を見せているのか? レポートで紹介する。

2016年から建て替え工事が進められてきた渋谷のランドマーク「渋谷パルコ」。今年11月下旬にグランドオープンを迎えるのを前に、その詳細が発表された。新生渋谷パルコはアートに注目したい。

東京・上野の国立西洋美術館で、「モダン・ウーマン―フィンランド美術を彩った女性芸術家たち」がスタートした。芸術家としての道を切り開いた女性たちの作品や素描、そしてフィンランドの美術教育までに焦点を当てる日本で初めての展覧会、その見どころは?

「あいちトリエンナーレ2019」出品作家のひとりであるアーティストのモニカ・メイヤー。展示に先立ち、モニカ・メイヤーの来日を記念した公開レクチャーと、作品の一部となるワークショップが行われる。公開レクチャーは6月24日、ワークショップは6月25〜28日の日程で開催。

東京都美術館が、今月15日に同館で開催中の「クリムト展」会場で起こったトラブルについて、謝罪を表明した。

ゲームの企画・開発・運営事業を展開する株式会社Cygames(サイゲームス)は、同社初となる、ゲームの背景美術にフォーカスした「Cygames 背景美術展」を大阪芸術大学で行う。会期は7月14日〜7月19日。また16日から最終日にかけては、背景美術に特化した学生向けポートフォリオ相談会も開催される。

NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]で開催された展覧会「オープン・スペース 2018 イン・トランジション」の出品作である吉開菜央の一部作品場面が改変されたことに関して、美術評論家連盟は5月26日付で、東日本電信電話株式会社とエヌ・ティティ ラーニングシステムズ株式会社に公開質問状を送付。6月15日、同連盟はこれに対する回答を受領したことを発表した。

科学的な視点と実験的な制作方法で、現代における写真の可能性を模索してきた小山泰介。その個展「レインボー・ヴァリエーションズ」が、東京工業大学 厚木キャンパスのカラボギャラリーで開催されている。会期は5月25日〜10月26日。

ファッション、デザイン、アート、建築、音楽と複数の分野にわたって活躍するヴァージル・アブロー。シカゴ現代美術館で開催中の個展「Figures of Speech」と並行して、シカゴのNikeLabで期間限定の「Re-Creation Center c/o Virgil Abloh」がオープンしている。アブローが手がけたこのポップアップで、スタッフにコンセプトについて話を聞いた。

ルイ・ヴィトンが2013年に発表し、瞬く間にアイコンバッグとして親しまれるようになった「カプシーヌ」を、現代美術の分野で活躍する6名のアーティストが独自の解釈。装飾の施された限定生産の「カプシーヌ」が6月28日より販売される。

18世紀の京都に彗星のごとく現れ、円山派を確立した絵師・円山応挙。また、与謝蕪村に学んで応挙に師事した呉春はそれに続いて四条派を興し、この二派は円山・四条派として近代にいたるまで京都画壇に大きな影響を与えた。こうした流れを追う展覧会「円山応挙から近代京都画壇へ」が、東京藝術大学大学美術館(8月3日〜9月29日)と、京都国立近代美術館(11月2日〜12月15日)で開催される(前期/後期、会場ごとに大幅な展示替えあり)。

東京国立博物館 本館11室で、特別企画「奈良大和四寺のみほとけ」が開催される。本展では、7〜8世紀に創建された岡寺、室生寺、長谷寺、安倍文殊院の4寺から、国宝4件、重要文化財9件を含む名品が一堂に会する。会期は6月18日~9月23日。

日本随一の観光地である京都。その嵐山に、2019年10月、新たな私設美術館「福田美術館」が誕生する。「100年続く美術館」をコンセプトに掲げるこの美術館の中身とは?

今年9月、メガギャラリーとして知られている「ペース」がニューヨーク・チェルシーに約7000平米におよぶ8階建ての新しいグローバル本社をオープンする。5階にわたる展示スペースで開催されるこけら落とし展覧会とは?

日本の80年代アートを特集した『美術手帖』6月号の特集関連トークイベントが6月19日、NADiff a/p/a/r/tにて開催される。登壇者は藤井雅実、黒瀬陽平、筒井宏樹。

今週スタートした展覧会と6月16日までに終了する展覧会から、とくに注目したい3つをピックアップしてお届けする。この機会をお見逃しなく。

コンセプチュアルかつユニークな手法を通して、多様な価値観やアイデンティティの形成について思考してきた青崎伸孝。現在ニューヨークを拠点とする作家の、国内では3年ぶりとなる個展「あったかもしれない椅子、たぶんウォルトディズニー、ほぼアイスクリーム、いま表参道」が東京・南青山のvoid+で開催されている。会期は6月28日まで。

2年に一度、イタリア・ヴェネチアで開かれる世界最大の国際美術展が今年も開幕した。今回、79組のアーティストが参加した企画展では、女性および40歳以下のアーティストの割合がともに半数を超えるという初めての回となった。90ヶ国が参加する国別パヴィリオンの様子も含め、フランス在住のアートプロジェクトマネージャー・飯田真実がレポートする。

ボアダムス(BOREDOMS)の設立者でありフロントマンのEYEを中心にしたグループ展「Vong Co RAHZI(ボン コ ラージ)」が、原宿のBLUM & POE東京で開催される。参加作家は安野谷昌穂、五木田智央、金氏徹平、森千裕の4名。会期は6月15日〜8月10日。

2017年に渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで日本初の回顧展が行われ、大きな話題を呼んだ写真家ソール・ライター。その展覧会に続く、第2弾「ニューヨークが生んだ伝説の写真家 永遠のソール・ライター」が2020年に同じくBunkamura ザ・ミュージアムで開催されることが明らかになった。本展では、前回の展覧会では発掘しきれていなかった膨大なアーカイブのなかから、世界初公開となる作品を含む多くの未公開作品と豊富な作品資料が展示されるという。