磯村暖、NAZEなど20名以上のアーティストが陶芸に挑戦。「ceramic scramble」がゲンロン カオス*ラウンジ 五反田アトリエで開催

東京・五反田のゲンロン カオス*ラウンジ 五反田アトリエで、「ceramic scramble」展が開催。20名以上のアーティストが陶芸に挑戦する本展は、カオス*ラウンジ主宰の藤城嘘と若手陶芸家・宮下サトシの共同企画によるもの。会期は7月25日〜8月7日。

「3月の壁」展での宮下サトシ作品の展示風景(ゲンロン カオス*ラウンジ 五反田アトリエ、2019) 撮影=水津拓海/rhythmsift

 若手美術作家を紹介する展示を定期的に開催してきたゲンロン カオス*ラウンジ 五反田アトリエ。今回はカオス*ラウンジ主宰の藤城嘘と、若手陶芸家・宮下サトシの共同企画によるグループ展「ceramic scramble」が開催される。

 宮下は1992年生まれ。作陶を中心にクレイアニメーションなど幅広い制作を行うほか、自身のアトリエで陶芸教室を開講。現在、作品はBEAMS原宿店・新宿店や六本木ヒルズアート&デザインストアでも取り扱われている。また昨年11月には杉本憲相、堀江たくみとともに陶作品を発表するグループ展「わたしはお皿に落書きをしません。」を五反田アトリエで開催した。

 本展では、普段は陶芸作品をつくらないアーティストたちが陶芸に挑戦。国内外で活動する磯村暖をはじめとする「新芸術校」を卒業した作家たちのほか、「contact Gonzo」のメンバーでありドローイング・アーティストのNAZEや、アートディレクター・グラフィックデザイナーとして活動する平野正子など20名以上が参加する。

 「陶芸をもっと開けたものにしたい」という意志のもと、まったく新しいアプローチで制作された陶磁器が並ぶ本展。若手アーティストたちがどのような「陶器市」を生み出すのかに注目したい。

編集部

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