
なぜAIと交響曲が邂逅したのか。「人工知能美学芸術学研究会」が挑んだ前衛的交響曲のオーケストラ演奏を分析する
美術家の中ザワヒデキ、草刈ミカを中心に発足した「人工知能美学芸術学研究会」。同研究会が昨年12月にパルテノン多摩で、不可能に近い演奏が求められるチャールズ・アイヴズによる交響曲第4番が演奏された。なぜ、人工知能の探求とオーケストラによる交響曲演奏が接続したのか。多摩美術大学芸術学科教授で美術ジャーナリストの小川敦生がその意義を分析する。

美術家の中ザワヒデキ、草刈ミカを中心に発足した「人工知能美学芸術学研究会」。同研究会が昨年12月にパルテノン多摩で、不可能に近い演奏が求められるチャールズ・アイヴズによる交響曲第4番が演奏された。なぜ、人工知能の探求とオーケストラによる交響曲演奏が接続したのか。多摩美術大学芸術学科教授で美術ジャーナリストの小川敦生がその意義を分析する。

3月28日に逝去したことが発表された坂本龍一。その死に、美術界からも多くの追悼の声が上がっている。

第4回
アルバム『12』には、坂本龍一自身の言葉として「日記」というキーワードが寄せられているが、彼が作品制作においてこの言葉を使用するのはこれがはじめてではない。本記事は、『12』を紐解くためのコラムの第一弾。坂本龍一の1980年代からの「パフォーマンス」を「日記」というキーワードとともに振り返り、『聴く』ことの音楽を論じる。

日本を代表する音楽家として大きな足跡を残した坂本龍一が3月28日にこの世を去った。享年71。

アジア最大級のヴィジュアル・カルチャー博物館である「M+」をはじめ、香港故宮文化博物館、戯曲センターなど様々な文化施設が存在する香港の西九龍文化地区(WKCD)。同地区は、コロナ禍を経て渡航制限が解除された香港にどのような可能性をもたらしたのか。その実態に迫る。

第4回
全国の美大図書館司書による選書を紹介する「美大図書館の書架をのぞく」シリーズは、アートをもっと知りたい、アートも本も好きな読者に向けた連載企画。第4回目は、マンガ学部をはじめとしたユニークな学部編成でも知られる京都精華大学の情報館におすすめの本を聞いた。

山梨県北杜市の清春芸術村にある「光の美術館」で真鍋大度の個展「EXPERIMENT」が開催中。真鍋による最先端のテクノロジーを使用した実験的な作品が展示されている。

3月31日に閣議決定された観光立国推進基本計画。そのなかではアートに関連する計画も無視できない。注目すべきポイントをまとめた。

2023年4月に開幕する展覧会のなかから、とくに注目したいものを編集部がピックアップしてお届けする。*最新情報は各館公式サイトをご確認ください。

いよいよ新年度。新たに学生生活をスタートさせる人も、新学年になる人も、大学生に向けた美術館・博物館の優待制度「キャンパスメンバーズ」をお知らせしたい。

エスパス ルイ・ヴィトン大阪で現在、アルベルト・ジャコメッティ(1901〜66)の個展が開催中だ。フランスのフォンダシオン ルイ・ヴィトンが所蔵するジャコメッティ作品のなかから、大作《大きな女性立像 II 》を含む7点を展示する同展。2017年に国立新美術館で行われたジャコメッティの大回顧展も担当した横山由季子が、本展をレビューする。

1998年からスタートした「DOMANI・明日展」は、2022年11月から2023年1月に開催された25回目の展覧会「DOMANI・明日展 2022–23」をもって、その歴史にピリオドを打った。若手芸術家らの海外研修を支援する文化庁による「新進芸術家海外研修制度(通称:在研)」の成果発表の機会として生まれた「DOMANI・明日展」とはなんだったのか、そして在研や若手アーティストの支援はこれからどのように進むべきか?2015年度より今年度まで(18〜25回)の「DOMANI・明日展」のキュレーションを務めた文化庁芸術文化調査官・林洋子にその歴史や、今後について話を聞いた。

アーツカウンシルしずおかによる参加型イベント「おもしろい人に会いたい!!2023 ―アートプロジェクト見本市―」が3月12日に実施された。

今週開幕/閉幕する展覧会から、とくに注目したいものをピックアップしてお届け。最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。

第3回
東京都現代美術館で開催されている「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」展。アーティストの清川あさみは本展をどう見たのか。自身が感じ取ったことや、つくり手としての共感などについて話を聞いた。

「若き工芸人」の顕彰を目的に、2020年度、21年度に開催した国際公募展「国際工芸アワードとやま」。高い評価を得て入選した50歳以下の工芸作家が、富山の工芸環境においてホスト(工房・企業)とタッグを組み、「工芸コラボレーション1+1プロジェクト」と題して協同で新しい作品を手がけて発表した。アワードのディレクターを務める、富山県総合デザインセンター所長で富山県美術館副館長の桐山登士樹に話を聞いた。

東京藝術大学が卒業・修了制作のなかからとくに優秀な作品を選定し、買い上げてきた作品を展示する「『買上展』藝大コレクション展2023」が東京藝術大学大学美術館でスタートした。

第12回
2022年2月末から海外研修先として、黒海とカスピ海のあいだにある小国・ジョージアに滞在している画家の庄司朝美。渡航直前の2月24日、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が開始された。隣国ともいえるウクライナの情勢を身近に感じながら、独自の文化を育んできたジョージアの首都トビリシからお届けする連載。2月、間近に迫った帰国を前に音楽と絵のライブを行った。

「世界演劇祭2023」が、6月29日から7月16日までマイン川沿いのフランクフルトおよび隣接するオッフェンバッハを舞台に開催される。プログラム・ディレクターを相馬千秋が務め、小泉明郎、市原佐都子、百瀬文、サエボーグ、アピチャッポン・ウィーラセタクンが参加アーティストに名を連ねるフェスティバルの詳細をお伝えする。

童話『星の王子さま』とその作者サン=テグジュペリの生涯を紹介してきた箱根の「星の王子さまミュージアム」が、2023年3月31日をもって閉館を迎える。多くの人に惜しまれるなか、改めて長年愛されてきた同施設の魅力をお伝えする。