
緻密なタッチが生み出すダークファンタジー。モノトーンの世界でエドワード・ゴーリーを巡る
世界中に熱狂的なファンをもつ絵本作家、エドワード・ゴーリー。その記念館であるゴーリーハウスで開催されてきた企画展を再構成した展覧会「エドワード・ゴーリーを巡る旅」が東京の渋谷区立松濤美術館でスタートした。会期は6月11日まで。

世界中に熱狂的なファンをもつ絵本作家、エドワード・ゴーリー。その記念館であるゴーリーハウスで開催されてきた企画展を再構成した展覧会「エドワード・ゴーリーを巡る旅」が東京の渋谷区立松濤美術館でスタートした。会期は6月11日まで。

今週開幕/閉幕する展覧会から、とくに注目したいものをピックアップしてお届け。最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。

第5回
坂本龍一が敬愛し、最後のアルバムとなった『12』のジャケットを手掛けたアーティスト、李禹煥。このふたりの実質的な交流の期間は数年間であるが、約半世紀にわたりその思想や作品で通底し合っていたようにも見える。年齢や出自が違う彼らをつなぐものとは何か? 本記事は、『12』を紐解くためのコラムの第二弾で、シリーズの最終回。

NANZUKAは、空山基の新作個展「Space Traveler」をNANZUKA UNDERGROUND、NANZUKA 2G、3110NZ by LDH kitchenの3会場において同時開催する。会期は4月27日〜5月28日。

アーツ前橋の借用作品紛失について、市が作家遺族に計400万円を賠償金として支払うことで和解が成立した。

今年7月に初開催を迎える国際的なアートフェア「TOKYO GENDAI」が、出展ギャラリーリストを発表した。

アジア進出50周年を記念し、サザビーズ香港が4月5日に4つのイヴニングセールを開催した。パブロ・ピカソや奈良美智、草間彌生などの作品が高額で落札されたいっぽう、松山智一やロイ・ホロウェルが自身のオークションレコードを更新した。

4月14日に開業する東急歌舞伎町タワー。その内部にはアート作品が多数設置されている。

「塩」を用いて床に巨大な模様を描くインスタレーションや、アクリル絵具や岩絵具を使用した平面作品などを発表する現代美術作家・山本基。その個展「時に宿る-Staying in Time-」が、ギャラリー・YUKIKOMIZUTANIで開催中。会期は5月6日まで。

アートユニット・tupera tupera(ツペラ ツペラ)と建築家・遠藤幹子が手がける参加型展覧会「しつもんパーク」が彫刻の森美術館で開催される。会期は4月28日〜2024年3月31日。

家具や日用品のようなオブジェクト、照明や映像を組み合わせた空間をつくりあげてきた玉山拓郎の個展「Something Black」が、東京・天王洲のANOMALYで開催される。会期は4月8日〜28日

第67回
ラファエロ生誕を記念して、雑誌『美術手帖』2013年5月号「ラファエロ」特集より、画家・諏訪敦と国立西洋美術館主任研究員・渡辺晋輔の対談をお届けする。ルネサンス期の巨匠ラファエロの実像を、作品と歴史の両面から掘り下げる。

2019年に刊行され、2021年に国際的なデザイン賞である「東京TDC賞2021グランプリ」を獲得した書籍『日本国憲法』。これをベースにした展覧会が、都内3会場(無人島プロダクション、青山|目黒、ジュンク堂書店池袋本店)で開催される。

3月8日の国際女性デーに合わせ、渋谷PARCOで行われた「ゲリラ・ガールズ展」。渋谷のセレクトブティック「Sister」が倉敷芸術科学大学・川上幸之介研究室協力のもとに開催した同展の意義を、武蔵大学准教授・ミュージアム研究者の小森真樹が振り返る。

アート・バーゼルとUBSによる、昨年の世界美術品市場を分析するレポート「The Art Basel and UBS Global Art Market Report 2023」が発表された。市場規模は前年比で3パーセント増の推定678億ドル(約9兆円)となり、今年のレポートでは日本の市場についても初めて言及された。

再開発のため現在休館中の複合文化施設「Bunkamura」。その休館に伴い、「Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下」が6月16日、「渋谷TOEI」跡地にオープンすることが発表された。

香港・西九龍文化地区(WKCD)にアジア新本社をオープンさせたフィリップスにおいて初のセールが3月30、31日に実施された。

旧朝香宮邸の邸宅空間を活かし、東京都庭園美術館で年に一度開催されている建物公開展。今年は、「邸宅の記憶」をテーマにした展覧会が行われている。会期は6月4日まで。

太田市美術館・図書館で開催中の「なむはむだはむ展『かいき!はいせつとし』」。作家・演出家・俳優の岩井秀人、俳優・ダンサーの森山未來、シンガーソングライターの前野健太の3名によって2017年から始動したプロジェクト「なむはむだはむ」に、美術家・彫刻家の金氏徹平も加わり、初めて展覧会としてクリエーションを展開させた展示を、キュレーターの小金沢智がレビューする。

2024年秋、東京・京橋にグランドオープン予定の「TODA BUILDING」。ギャラリーコンプレックスをはじめ、アートが大きな要素を占める同ビルの注目すべきポイントをまとめる。