会田誠とヨーゼフ・ボイスの切っても切れない関係性。「重要だけど批判せずにもいられない」
今年4月の豊田市美術館を皮切りに開催される「ボイス+パレルモ」展。この開催を機に、ヨーゼフ・ボイスを直接的に参照した作品を手がけたこともあるアーティスト・会田誠にインタビュー。ボイスという人物と会田の関係性とは? またボイスがいまなお与え続ける影響とは?
今年4月の豊田市美術館を皮切りに開催される「ボイス+パレルモ」展。この開催を機に、ヨーゼフ・ボイスを直接的に参照した作品を手がけたこともあるアーティスト・会田誠にインタビュー。ボイスという人物と会田の関係性とは? またボイスがいまなお与え続ける影響とは?
昨年12月からの開催を予定していながら、新型コロナウイルスの影響で中止を余儀なくされた「札幌国際芸術祭2020」。しかし同祭は現在、オンラインでの活動を積極的に行い、デジタル上で芸術祭の魅力を発信しようとしている。この背景にある狙いについて、札幌国際芸術祭2020コミュニケーションデザインディレクターの田村かのこに話を聞いた。
2012年に東京都美術館と東京藝術大学の連携事業として始まった「とびらプロジェクト」。毎年一般市民から「アート・コミュニケーター(愛称:とびラー)」を40名ほど公募し、アートを介したコミュニティを形成するプロジェクトだ。いま、10期「とびラー」が募集されている。これまでの成果と展望、そしてコロナ禍でのオンラインの活用などについて、プロジェクトを率いる東京藝術大学美術学部の伊藤達矢特任准教授と、東京都美術館のアート・コミュニケーション係長を務める稲庭彩和子学芸員に話を聞いた。
1939年に大阪に生まれ、長友啓典と設立したデザイン事務所K2で多くのポスターや広告を制作し、壁画制作やライブペインティングなどへと活動の領域を広げていった黒田征太郎。80歳を超えたいまもなお、描くことを軸に旺盛な活動を続けている。黒田の半生を振り返るとともに、描き続けたからこそ見えてきたものとは何かを聞いた。
中国天津出身のアーティスト、朝左拉(チョウゾラ)はこれまで写真と文学を組み合わせた「写文(しゃもん)」というスタイルで作品を発表してきた。11月30日から銀座第7ビルギャラリーで開催される個展「Black Dreams」では、今年の4月から2ヶ月間、雲南省大理州の「大理シーツ工場芸術区」に招かれて行なった滞在制作で、初めて挑戦したという油彩画作品を発表する。現在は中国の広西という地で、ミャオ民族の撮影を続けている彼にリモートで話を聞いた。
多摩美術大学情報デザイン学科を卒業後、ウェブデザイナー、ダンサーを経て、現在は絵画を表現媒体とする アーティスト、新井文月。アトリエ新井文月の代表を務め、新たな表現を獲得した作家が、芸術を通して目指すものとは。
茨城・水戸市のARTS ISOZAKIで開催中の個展「Human Landscape」で、ライトボックス(電光看板)を用いた作品をさらに発展させたアーティストの中﨑透。美術家・美術批評家の石川卓磨がこれまでの活動やその表現の現在地、今後の展望について聞いた。
来年度開催される国際的な文化・芸術の祭典「KYOTO STEAM―世界文化交流祭―2022」。そのコアプログラム「KYOTO STEAM 2022国際アートコンペティション」のスタートアップ事業として、今年度7名のアーティストが企業・研究機関とコラボレーション制作した作品等を展覧するのが、京都市京セラ美術館で開催される「KYOTO STEAM 2020 国際アートコンペティション スタートアップ展」だ。同展に参加するアーティスト・市原えつこに、これまでの活動や、発表する作品について聞いた。
2001年に東京・銀座に開廊し、現在は馬喰町に場所を移して活動を続けるgallery UG。9月2日には天王洲のTERRADA ART COMPLEX Ⅱに新たなギャラリースペース「gallery UG Tennoz」をオープンさせる。アーティストとともに成長してきたgallery UGのこれまでの歴史とこれからの挑戦を、代表の佐々木栄一朗、ディレクターの中西由香里、そして所属アーティストの野原邦彦が語った。
今年2月、「1000年後の西暦 3020年にポケモンを発掘する」をテーマに掲げ、ポケモンとのアートプロジェクトを始動することを発表したアーティスト、ダニエル・アーシャム。世界のファッションブランドと数々のコラボレーションを手がけてきたアーシャムに、今回の大々的なプロジェクトについて、話を聞いた。
JR取手駅の駅ビル「アトレ取手」にオープンした、文化交流施設「たいけん美じゅつ場 VIVA」。アートを介してコミュニティをつくることを目指すこの施設の特徴とオープンまでの過程、今後の展望とは。
亀倉雄策の生前の業績をたたえ、グラフィックデザインの発展に寄与することを目的として設立された「亀倉雄策賞」。2020年、その第22回の受賞者に選ばれたのがグラフィックデザイナー・菊地敦己だ。この受賞を記念し、東京・銀座のクリエイションギャラリーG8で「菊地敦己 2020」が開催される。同展の展示やグラフィックデザインの果たす役割について菊地に聞いた。
東京ミッドタウンが、デザインとアートの2部門で2008年より開催しているコンペティション「TOKYO MIDTOWN AWARD」。賞を授与することだけで終わるのではなく、「アーティストのためのコンペティション」を目指し、アートコンペのグランプリ受賞者をハワイ大学でのアーティスト・イン・レジデンス・プログラムへ招聘するなど、受賞後も長期的にアーティストを支援する点が特徴となっている。同コンペの歩みや意義を、プロジェクト・ディレクターを務める東京ミッドタウンの井上ルミ子、2017年のグランプリ作家・金子未弥、2019年のグランプリの井原宏蕗の3人の話から紐解いていく。
コム・デ・ギャルソンの服、DM、バッグなどにカリグラフィを基本とするアートワークが起用され、以後、目覚ましい活躍を続けるアーティストのbaanai。3月31日まで個展が開催中の伊勢丹新宿店メンズ館2階「ART UP」で、ライブペインティング終了後に話を聞いた。
現代アートに特化したギャラリー「三越コンテンポラリーギャラリー」が、3月18日に三越日本橋本店にオープンする。こけら落としとなる展覧会は、東京では久しぶりとなる日比野克彦の個展「Xデパートメント2020」だ。なぜいま、三越が現代アートのギャラリーを始めるのか。そして、日比野克彦は何を仕掛けるのか。日比野と、現代ア―トの専任担当である石川嵩紘に話を聞いた。
昨年、台北に新たに設立されたアートフェア「台北當代(タイペイダンダイ)」。「初回のフェアとして最強の出展者リスト」と言われた同フェアには、ガゴシアンやハウザー&ワース、ペロタンなどのメガギャラリーをはじめ、90のギャラリーが集結し、2万8000人以上の来場者を記録した。2回目の開催を目前に、同フェアの設立者・共同ディレクターであるマグナス・レンフリューに話を聞いた。
アメリカ大陸で最大級の規模を誇るアートフェア「アート・バーゼル・マイアミ・ビーチ」が、12月5日に開幕する。そのプログラムや運営、そしてアメリカのアート市場について、ディレクターアメリカズのノア・ホロヴィッツに話を聞いた。
2016年に開催された「さいたまトリエンナーレ」が、新たな名称「さいたま国際芸術祭」として2020年3月に開幕する。公募で選ばれた映画監督・遠山昇司がディレクターを務める今回、さいたま国際芸術祭が目指すものとは何か? 長島確との対談から、地域への眼差しの重要性が見えてきた。
日本全国のスターバックス コーヒーには、店舗ごとに異なる美術作品が展示されているのをご存知だろうか。このアートの取り組みを推進するのが、スターバックス コーヒー ジャパン代表取締役最高経営責任者(CEO)の水口貴文だ。今年9月からは、スマイルズの遠山正道率いる「The Chain Museum」が開発したアーティスト支援アプリ「ArtSticker」とスターバックスがコラボレーション。ArtStickerのアプリで一部店舗の作品を楽しむことができる。ふたりが目指すアートの「場」と、その背景にある思想について話を聞いた。
「セノグラフィー(scenography=舞台美術)」を語源とする「セノ派」は、フェスティバル/トーキョー19(F/T19)のために結成されたコレクティブ。舞台美術家の杉山至、坂本遼、佐々木文美、中村友美からなる「セノ派」は、F/T19のオープニング・プログラムとして都内の複数の商店街を活用し、パフォーマンス「移動祝祭商店街」を発表する。10月5日、6日のパフォーマンス本番を控えた4名に、その内容とセノグラフィーに対する思いを聞いた。