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「美術館を世界に宣伝」。マウリッツハイス美術館の海外営業部長・シモーネ・ホレンが語る営業戦略

17世紀のオランダ絵画を代表するレンブラントやフェルメールをはじめとする巨匠作品を所蔵するマウリッツハイス美術館で20年以上勤務する海外営業部長のシモーネ・ホレン。補助金頼りの美術館運営が困難ななか、世界有数の美術館はどのように新たな顧客やパートナーにアプローチし、企画を実現しているのか。マウリッツハイス美術館の国際営業部門の設立から現在まで、営業活動と開発部門を率いる同氏に話を聞いた。

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アートギャラリーにとってのサステイナビリティとは? メガギャラリー「Hauser & Wirth」のサステイナビリティ部門責任者に聞く

気候変動に対する取り組みが企業活動のなかで重視されるなか、アート界でも環境問題に対するアクションを起こす動きが増えつつある。アートを生み出し、展示することが環境負荷につながらないようにするアート界の取り組みについて、20のスペースを擁するアートギャラリー「ハウザー&ワース(Hauser&Wirth)」でグローバルヘッド・オブ・エンバイロンメンタル・サステイナビリティを担うクリオーナ・マーフィー(Cliodhna Murphy)に話を聞いた。

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内野聖陽と北⾹那が語る、「春画」の魅力

平安時代からはじまり江⼾時代の⽊版画技術の発達で全盛期を迎えた⼈間の性的な交わりを描いた「春画」。これを題材にした映画『春画先生』が10月13日に公開された。劇映画初のR15+で認証され、⽇本映画史上初、無修正で浮世絵春画がスクリーンに映し出されるこの作品について、主演を務めた内野聖陽と北⾹那がその魅力を語った。

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ジェンダー、アイデンティティ、歴史の交差点でミン・ウォンが見せた「コスミック・シアター」

10月21日まで東京・六本木のオオタファインアーツでシンガポール出身のアーティスト、ミン・ウォンの個展「宇宙歌劇」が開催中。パフォーマンスをはじめ多様な手法を用いた作品を制作し、ジェンダーやアイデンティティ、ディアスポラなど様々なテーマを探求し続けるウォンにインタビューを行った。

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家、記憶、国家史の交差。アンドロ・ウェクアが語る「スイート・ホーム」

9月10日まで大阪の国立国際美術館で開催された、「ホーム」の意味を国内外の現代美術家が問いかける展覧会「ホーム・スイート・ホーム」。出展作家のひとりであり、ジョージア出身で現在はベルリンを拠点に活動しているアンドロ・ウェクアに、本展の展示作品やそこに込められた思いなどについて聞いた。

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横尾忠則が語る「寒山百得」。「観念と言葉を排除して描き続けた」

東京国立博物館 表慶館でスタートした「横尾忠則 寒山百得」展。中国の唐代に生きたとされるふたりの伝説的な詩僧にして、美術や文学の主題となってきた「寒山」と「拾得」を独自に解釈し、横尾はおよそ1年半のうちに102点の絵画を描き上げた。アトリエを訪れ、その制作について話を聞いた。

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なぜ福岡市はアーティスト支援に注力するのか。福岡市長・高島宗一郎とアートプロデューサー・山出淳也が語る

九州随一の大都市であり、複数の美術館やアートフェアなどを有する福岡市。政令指定都市のなかでも「人口増加数・増加率」が第1位と勢いづくこの都市で、2010年から指揮を執る高島宗一郎市長にインタビュー。九州・別府で長年アートプロジェクトを率いてきたアートプロデューサーの山出淳也と、行政が現代アートを支援する必要性を語り合った。

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野又穫が描く建造物はいかに解釈することができるのか。小池一子、五十嵐太郎、藤村龍至が語る

現在、東京オペラシティアートギャラリーで画家・野又穫による個展「野又 穫 Continuum 想像の語彙」が開催中だ。空想の建造物を描くことで、現実と非現実の境界をキャンバス上に表現する野又の作品について、クリエイティブディレクターの小池一子、建築史家の五十嵐太郎、建築家の藤村龍至の3名にインタビュー。様々な視点から野又本人やそれらの作品について話を聞いた。

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「サイバー螺鈿」はなぜ生まれたのか? 工藝美術家・池田晃将インタビュー

金沢21世紀美術館のデザインギャラリーで個展「虚影蜃光」を開催中(〜9月18日)の工藝美術家・池田晃将。公立美術館では初となる個展では学生時代の作品から代表作「電光」シリーズまでが並ぶ。これを機に、国立工芸館工芸課長の岩井美恵子が、池田の制作に迫った。

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まちの語りに耳をすます「ドキュメンタリーアクティング」。筒 | tsu-tsuインタビュー

十和田市現代美術館 サテライト会場「space」で、9月3日まで筒 | tsu-tsu による個展「地上」が開催されている。今回の展示で十和田市に滞在し、まちに暮らす人を取材して演じる過程を公開している筒に、表現手法である「ドキュメンタリーアクティング」とその可能性について聞いた。

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ライアン・ガンダーが問いかける、「あなたは何に注目しているのか?」

岡山市の明治期の歴史的建造物「福岡醤油ギャラリー」で、ライアン・ガンダーの個展「アイムジャストレスティングマイアイズ(ちょっと目を休ませてるだけなんだ)」が開催されている。展示されているのは、公益財団法人石川文化振興財団蔵が所蔵する作品7点と、新作3点を含むガンダーの所有作品5点。オープニングで来日したアーティストにインタビューした。

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【DIALOGUE for ART Vol.14】具象と抽象に分かれていても、根源は変わらず?

人工物が蠢く画面をPC上で構築し、そのイメージをもとに油彩画をつくり上げる牧田愛。透明感あるたくさんの円の交錯する図柄が、観る側を深い思考に誘い込む山本雄基。独自の絵画表現を追求するふたりが、都内にある牧田のアトリエで対談。描くことの愉しみと苦しみ、愛情の深さを確認し合った。

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アートの名品を手元に。メトロポリタン美術館とアフタヌーンティー・リビングがコラボ

1870年にアメリカ・ニューヨークに創立したメトロポリタン美術館(THE MET)と、ライフスタイルブランド「Afternoon Tea LIVING」(アフタヌーンティー・リビング)のコラボレーションが実現。生活を美しく彩るアイテムが8月中旬より続々と登場する。メトロポリタン美術館のコレクション、そして生活とアートの関係について、美術手帖総編集長・岩渕貞哉が紐解いていく。

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言語を扱う「風景画家」。マイケル・リキオ・ミング・ヒー・ホー インタビュー

KOTARO NUKAGA(天王洲)で個展「SOMETHING SO BEAUTIFUL IS SO EASILY FORGIVEN」(2023年4月8日〜6月3日)を開催したハワイ生まれのアーティスト、マイケル・リキオ・ミング・ヒー・ホー。ギャラリーの壁に直接描いたレタリングを石膏ボードごと剥がしたペインティングと、露呈した壁面に施されたレタリングの組み合わせによって構成した展覧会で、展示作品や言語が果たす役割などについて話を聞いた。

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「美術館の時代」をふたたび。兵庫県県立美術館新館長・林洋子インタビュー

今年4月に兵庫県立美術館の館長に就任した林洋子。東京都現代美術館、京都造形芸術大学、そして文化庁文化芸術調査官という経歴を重ねてきた同氏は、関西随一の巨大ミュージアムをどこに導くのだろうか。就任から3ヶ月が経ったタイミングで、単独インタビューを行った。

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リトグラフ作家であり法廷画家。松元悠が向き合う、マスコミュニケーションの在り方とは

町田市立国際版画美術館の企画展「出来事との距離―描かれたニュース・戦争・日常」にて取り上げられたリトグラフ作家・松元悠は、メディアやSNSで見聞きしたニュースの現場を訪れ、想像力を働かせることで、その当事者の姿を自画像として表現。日常と地続きにある「事件と人間の不可解さ」に分け入る新進気鋭のアーティストだ。その傍ら法廷画家としても活動しており、独自のキャリアを築いている。作家が出会ったニュースやその当事者をどうとらえ、どのように作品へと落とし込んでいるのかについて、話を聞いた。

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伊藤若冲を見いだしたその慧眼の根源とは。美術史家・小林忠に聞くジョー・プライスの思い出

2023年4月、アメリカの日本美術コレクター、ジョー・プライスが亡くなった。伊藤若冲のブームのきっかけともなった世界的なコレクターはどんな人物だったのか。プライスと生前交流のあった美術史家・小林忠に、ギャラリストであり現代美術コレクターとして活躍するコバヤシマヒロが話を聞いた。

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