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「虹」を描き続けてきた巨匠・靉嘔。「つねに新しいものを目指したい」

「虹のアーティスト」として世界的に知られるアーティスト、靉嘔の大規模な個展「Ay-Ō’s Happy Rainbow Hell」がアメリカのスミソニアン協会国立アジア美術館で9月10日まで開催されている。同展開催を機に、1931年生まれの巨匠へのインタビューが実現した。

文=中島良平

靉嘔 撮影=中島良平

 ワシントンD.C.の国立スミソニアン協会国立アジア美術館開館100周年記念事業の一環として、同館アーサー・M. サックラー・ギャラリーを会場に、「Ay-Ō’s Happy Rainbow Hell(靉嘔:愉快な虹の地獄)」展が開催されている(〜9月10日)。展示の中心となるのは、国立アジア美術館が所蔵する虹のストライプをモチーフとする74点のシルクスクリーン作品だ。一般的に7色に集約される虹の色。靉嘔は可視光線のスペクトル全域を網羅すべく、色の解体と再構築を試みた。

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