ユニクロがピカソと初コラボ。Tシャツ販売で売上寄付へ

ユニクロは、ピカソとの初のコラボレーションTシャツを3月14日に発売する。このコレクションは、ピカソの平和に対するメッセージを込めたアート作品をチャリティTシャツとして販売し、その売上の一部は世界の平和支援活動に寄付される。

 ユニクロは、パブロ・ピカソとのコラボレーションTシャツを、3月14日に「PEACE FOR ALL」プロジェクトとグラフィックTシャツブランド「UT」から同時発売する。

 このコレクションは、ピカソの著作権管理団体「Estate of Pablo Picasso」が協力し実現した、ユニクロにとってピカソとの初のコラボレーション。「PEACE FOR ALL」プロジェクトからは、1958年にストックホルムで行われた国際平和会議のために描かれたピカソの作品《花束を持つ手》がチャリティTシャツとして登場する。このTシャツは、世界の平和を願うピカソのメッセージを込めたデザインとなっており、売り上げは平和支援活動に寄付される。

 「PEACE FOR ALL」プロジェクトは、2022年6月にスタートして以来、著名人がボランティアで協力し、平和を願うデザインのTシャツを販売してきた。これまでに42組のコラボレーターが参加し、約628万枚以上のTシャツが販売。その売り上げによる寄付額は18億8000万円を超え、世界各地で支援を必要としている人々に寄付されてきた。寄付金は、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)、セーブ・ザ・チルドレン、プラン・インターナショナルといった団体を通じて、緊急人道支援や紛争によって困難な状況にある子供たちへの支援に充てられている。

 また、「UT」からは、1949年の国際平和会議のポスターとして使用された《平和の鳩》をはじめ、ピカソが1920年代~40年代に描いた4つの作品がTシャツのデザインとして登場する。ピカソの作品を通じて発信される平和のメッセージは、今後も多くの人々に影響を与え続けるだろう。

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