[弘前の前川建築を訪ねて(後編)]「ゆりかごから墓場まで」。弘前の街に息づく前川國男の建築、8つを巡る

日本近代建築の巨匠のひとり、前川國男。ル・コルビュジエに師事し、日本の近代建築を牽引した前川の足跡は、青森県弘前市に8件の建築群として現存している。全国的にも近代建築の維持が課題となるなか、なぜこれほど多くの作品が「現役」の公共施設として稼働し続けているのか。前編では行政や市民による保存・運用の仕組みに紐解いた。続く本稿では、それら8つの建造物を実際に巡り、各作品の建築的な特徴を紹介する。 ※5月6日24時まで、すべての方に全文お読みいただけます。

INSIGHT

[弘前の前川建築を訪ねて(前編)]前川國男の建築が息づく街、弘前。その近代建築の保存と運用の実践に迫る

日本近代建築の礎を築いた建築家のひとり、前川國男。ル・コルビュジエに師事し、日本のモダニズム建築を牽引した彼の足跡は、青森県弘前市に8件の建築群として現存している。全国的に近代建築の老朽化と解体が喫緊の課題となるなか、なぜ弘前では、前川の1930年代のデビュー作から晩年の作に至るまでが、いまなお現役の公共施設として活用され続けているのか。本稿では、弘前市、市民発の団体である「前川國男の建物を大切にする会」「旅する弘前」への取材から、前川建築が半世紀を超えて継承されてきた背景にある、保存と運用の具体的な仕組みを紐解く。 ※5月5日24時まで、すべての方に全文お読みいただけます。

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文化と経営はいかに両立できるのか。国立新美術館新館長・菅谷富夫が語る、「アートセンター」の未来

2026年4月、国立新美術館の新館長に就任した菅谷富夫。大阪中之島美術館を立ち上げ、初代館長であった菅谷は、このたびの就任にあたり「国立新美術館は“ミュージアム”ではなく“アートセンター”だ」と語る。コレクションを持たない館の役割とは何か。ブロックバスター展、公募展、文化と経営の両立、そして開館20周年を前にした“総点検”──変化の時代における美術館のあり方を聞きました。

INTERVIEW

PREMIUM

美術史を「オペレーション」で読み直す。「高知の前衛 高﨑元尚と浜口富治」(高知県立美術館)の実践

美術史家/キュレーターの富井玲子が、『オペレーションの思想』(イースト・プレス、2024)において、日本の戦後美術を検討するために導入した概念「オペレーション」。この概念は、展覧会をキュレーションするうえでいかなる実践となり得るのか。戦後高知の前衛芸術運動を取り上げた高知県立美術館の「高知の前衛 高﨑元尚と浜口富治」展を具体例に、担当学芸員の塚本麻莉が論じます。

INSIGHT

スパイラルが「SICF」を通じて育む、アーティストと社会をつなぐ仕組み

SICF(スパイラル・インディペンデント・クリエイターズ・フェスティバル)は、「生活とアートの融合」をコンセプトに多彩なアート・コンテンツを展開してきたスパイラルが、若手アーティストの発掘・登用を目的に設立した公募制のアートフェスティバルだ。SICFへの参加を機に活動の幅を広げた、京森康平、みょうじなまえ、harunasugieと、スパイラルのキュレーター・加藤育子に、SICFの意義やスパイラルとクリエイターとの継続的な関係について話を聞いた。

地域レビュー(北海道):五十嵐千夏評「市原佐都子 肉の上を粘菌は通った」(札幌文化芸術交流センター SCARTS)、「サッポロ・パラレル・ミュージアム 2026」(赤レンガテラスほか8会場)

ウェブ版「美術手帖」での地域レビューのコーナー。本記事では五十嵐千夏(現代美術研究者/アーティスト)が、劇作家・市原佐都子による初の展覧会「市原佐都子 肉の上を粘菌は通った」(札幌文化芸術交流センター SCARTS)と、「サッポロ・パラレル・ミュージアム 2026」(赤レンガテラスほか8会場)における笠見康大のインスタレーション展示を取り上げる。

REVIEW