坂本龍一のドキュメンタリー『Tokyo Melody Ryuichi Sakamoto』4Kレストア版の劇場公開を記念した展示企画「Tokyo Melody|Popup」が、東京・西麻布のWALL_alternativeで開催中だ。
『Tokyo Melody Ryuichi Sakamoto』は、1984年にエリザベス・レナード監督とINA(フランス国立視聴覚研究所)によって制作され、日本では翌年の第1回東京国際映画祭で一度のみ上映された坂本龍一のドキュメンタリー作品だ。その後、VHSやDVDは長らく入手困難な状態が続いていたが、近年、倉庫から16ミリフィルムが発見。修復およびデジタル化を経て、1月16日より劇場公開を迎えることとなった。
約40年の歳月を経てスクリーンに蘇る本作には、1980年代の東京の都市景観が鮮やかに記録されているほか、坂本自身の貴重なインタビューやスタジオでのレコーディング風景、出演CM、YMOの散開コンサート、大島渚監督『戦場のメリークリスマス』(1983)の印象的なシークエンスなど、坂本の創作と時代を多角的にとらえたアーカイヴが収められている。

本展では、坂本や東京の風景を中心としたポートレイトや映像、ならびに『Tokyo Melody Ryuichi Sakamoto』が1984年に公開された際の上映パンフレットや『音楽図鑑』を視覚化したビジュアルブックなど、当時の坂本龍一のアイデアを垣間見ることのできる貴重な資料を公開。また、『Opus』をはじめとした最新作や、『Year Book』シリーズなど坂本の歩みをたどるアーカイヴアイテムも紹介するほか、映画公開を記念して制作されたコラボレーションアイテムや、坂本が生前愛した味わいを再現したフードやドリンクも登場し、作品、記憶、感覚が交差する場を生み出す。


なお、本展のクロージングトークセッションには、日比野克彦、畠中実がゲストとして登壇。それぞれがその時代の只中にいた視点から、1984年という時代と、そこに広がっていた東京の文化的風景をたどる。この時代の東京を横断しながら、過去の風景としてのみならず、現在においてなお参照されうる点について考える場を創出する。こちらの参加は先着順となっているため、申込を希望する際は概要のURLをしてほしい。


























