スイス、アルプスの山間に新たな文化拠点。アートホテル兼レストラン「チェーザ・マルケッタ」が開業

メガギャラリー「ハウザー&ワース」の創設者が手がけるアートファームによる新たなアートホテル兼レストラン「チェーザ・マルケッタ」が昨年冬、スイス東部エンガディン地方に開業した。

チェーザ・マルケッタの外観 All photos by Dave Watts. Courtesy of Chesa Marchetta

 スイス東部エンガディン地方のシルス・マリアに、ホテル兼レストラン「チェーザ・マルケッタ(Chesa Marchetta)」が2025年冬に開業した。

 本施設は、メガギャラリー「ハウザー&ワース」を率いるイワン・ワースとマヌエラ・ワースが2014年に設立したホスピタリティ事業「アートファーム(Artfarm)」による2軒目のホテルで、2019年にスコットランド・ブレーマーで開業した「ザ・ファイフ・アームズ(The Fife Arms)」に続くプロジェクトとなる。

 シルス・マリアは、フリードリヒ・ニーチェをはじめ、マルセル・プルースト、アルベルト・ジャコメッティ、トーマス・マン、ヘルマン・ヘッセら、数多くの思想家や芸術家を魅了してきた土地として知られる。澄んだ空気と独特の光に包まれた景観は、エンガディン地方の文化的中心地として、いまなお特別な存在感を放っている。

チェーザ・マルケッタ レストラン&バーの外観

 チェーザ・マルケッタはもともと、1947年からゴドリー家が営んできた名高いレストラン兼ペンションで、ゲルハルト・リヒタージャン=ミシェル・バスキアなどのアーティストが滞在したことでも知られる。過去4年間にわたる改修を経て、現在は13室の客室、46席のレストラン、さらに貸切可能な3ベッドルームの独立棟を備える施設へと生まれ変わった。

The Tree of Life Deluxe Room