中国を代表する現代美術機関である「UCCA 現代アートセンター(UCCA Center for Contemporary Art、以下UCCA)」は、フィリップ・ティナリが館長兼CEO職を退任すると発表した。後任のCEOには孔令祎(コン・リンイー)が就任し、副館長には郭希(グオ・シー)が任命される。新体制は2026年の旧正月より発足する。
ティナリは2011年から26年まで約15年にわたりUCCAを率い、同館を中国におけるもっとも影響力のある現代美術機関のひとつへと成長させた。在任中、UCCAは北京本館に加え、UCCA Dune(北戴河)、UCCA Edge(上海)、UCCA Clay(宜興)を含む4拠点で150以上の展覧会と多彩な公共プログラムを展開。中国の現代美術を国際的な文脈に接続すると同時に、多くの専門人材と新たな観客層を育成してきた。複数拠点を横断的に運営するための組織基盤とマネジメントモデルを確立した点も、重要な功績として評価されている。
退任にあたりティナリは、「この15年間UCCAを率いることができたのは、キャリアにおける最大の名誉だった」とコメントし、アーティスト、専門家、支援者、観客への感謝を表明した。
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