約73×71センチという限られたサイズの風呂敷を素材に、167人ものクリエイターたちがそれぞれの表現を見せる──そんな展覧会「ふろしき百花店」が、東京・銀座のクリエイションギャラリーG8とガーディアン・ガーデンの2会場で始まった。
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本展は、1990年以降毎年行われているチャリティープロジェクト「Creation Project」の最新版として行われるもので、売り上げから制作費を除いた収益金はセーブ・ザ・チルドレンに寄付。台風19号の被災地における緊急支援をはじめ、子供の貧困問題の解決や虐待の予防、災害被災地での支援など、日本の子供たちのために役立てられる。
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本展参加作家は、ひびのこづえや大原大次郎、仲條正義、宇野亞喜良、服部一成、菊地敦己など、様々な分野で活躍するクリエイターたち167人。
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このクリエイターたちの絵柄をのせる風呂敷は、京都の職人が製作。友禅染などの染色技術が受け継がれてきた京都でも数軒となった手捺染の工場では、生地の上に絵柄を反映させた版をのせ、手作業で染料を刷ることで一枚ずつ絵柄を染めるという昔ながらの技法を守り、その伝統をいまに継承している。
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展示・販売されているオリジナル風呂敷は、すべてこの手捺染で一つひとつ染められたもの。きっと手仕事の温もりが感じられることだろう。
なおクリエイションギャラリーG8では、8月に開催されたデザイン・ワークショップで友禅型彫刻師・山崎憲一とともに子供たちがつくった風呂敷も展示されている。
風呂敷という日本伝統の布と、現代のクリエイターたちのコラボレーションを楽しむとともに、チャリティにも参加してほしい。風呂敷は1枚1600円(税込)。
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