• HOME
  • MAGAZINE
  • INSIGHT
  • 2026年下半期に開館する、世界の注目美術館・アート施設8選

2026年下半期に開館する、世界の注目美術館・アート施設8選【2/4ページ】

Large, cultures contemporaines(パリ/1017日)

 パリ近郊、セーヌ川に浮かぶセガン島に、現代美術の新たな拠点「Large, cultures contemporaines」が10月17日に開館する。

「Large, cultures contemporaines」の外観 © RCR Arquitectes @CALQ Argence d’architecture ©Baumschlager Eberle Architekten. Photo by Nicolas Trouillard

 文化支援に力を入れる不動産グループ・エメリージュが手がける同施設は、フランスの現代美術シーンを中心に、新進作家から20世紀を代表する作家まで幅広く紹介するもの。延床面積は約5000平米で、そのうち2500平米を展示スペースが占める。建築はプリツカー賞を受賞したRCRアーキテクツとCALQが設計し、1000平米のメインギャラリーなどを備える。

 開館展「Imaginary Engine」のキュレーションを担うのは、2022年ヴェネチア・ビエンナーレの芸術監督を務めたセシリア・アレマーニ。かつてルノーの工場が置かれたセガン島の歴史を背景に、人間と機械、自動車をめぐる関係を考察する。ルノーの歴史的コレクションと現代美術を組み合わせ、17点の新作コミッションも発表される。

住所:Pointe des Arts, Île Seguin, Boulogne-Billancourt, France

Muara Arts(クアラルンプール/11月1日)

 マレーシア・クアラルンプールに、東南アジアの近現代美術に特化した非営利のアート施設「Muara Arts」が11月1日に開館する。

「Muara Arts」のパース

 クレアドア財団によって設立され、ロンドンのホワイトチャペル・ギャラリーでチーフ・キュレーターを務めたリディア・イーが芸術監督に就任。展覧会やラーニング、出版、国際的なパートナーシップを通じ、マレーシアをはじめとする東南アジアのアーティストと観客をつなぐ新たなプラットフォームを目指す。施設はクアラルンプール発祥の地でもある歴史地区メダン・パサールに位置し、1930年代に建てられた6棟のアール・デコ様式のショップハウスを改修した約2000平米の空間となる。

 開館展「A-Z of Southeast Asian Art: A Critical Dictionary」では、ホー・ツーニェンの《The Critical Dictionary of Southeast Asia》(2017-)を手がかりに、40組以上の作家による絵画、彫刻、テキスタイル、映像などを通して、東南アジアの文化や生態、地理、歴史、政治を読み解く。

住所:18 Medan Pasar, City Centre, 50050 Kuala Lumpur, Malaysia