フランス・パリ近郊のブローニュ=ビヤンクールに、新たな現代アートセンター「Large, cultures contemporaines」(以下、Large)が10月17日に開館する。オープニング展として、第59回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展(2022)の芸術監督を務めたセシリア・アレマーニがキュレーションする「Imaginary Engine: From Masterpieces of the Collection Renault to Artists of Today」が開催される。会期は2027年3月7日まで。
同館は、不動産デベロッパーのエメリージュ・グループ(Groupe Emerige)が支援する新たな文化施設。自動車メーカー「ルノー」の工場が約1世紀にわたって操業していたセーヌ川のセガン島(Île Seguin)の再開発地区「Pointe des Arts」に位置し、これまで一般公開されていなかったエリアを新たな文化拠点として開放する。施設のディレクターにはポーラ・アイゼンベルクが就任し、フランスの現代美術を軸に、制作、展示、教育、交流を担うハイブリッドなアートセンターとして運営される。


同館は展示施設だけでなく、映画館やホテル、オフィス、商業施設などからなる複合開発「Pointe des Arts」の中核を担う文化拠点でもある。施設名の「Large」は、フランス語で「沖へ出る(prendre le large)」に由来する言葉であり、新たな視点へと踏み出す場であることを意味するという。エメリージュ・グループ会長のローラン・デュマは、「芸術、建築、人々が自由に出会う開かれた場所として構想してきた」と述べている。

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