横浜美術館コレクション展「海をこえてゆく彼女」
横浜美術館ではヴェネチア・ビエンナーレの帰国展となる「毛利悠子 Recompose」(〜11月23日)や、マリー・アントワネットが築いたファッションのスタイルを紹介する「マリー・アントワネット・スタイル」(〜11月23日)が開催されている。これらの展覧会といっしょに楽しみたいのが、同館のコレクション展「海をこえてゆく彼女」(〜2027年2月11日)だ。

本展では、20世紀以降に国境をこえて活動した女性たちを紹介。新版画を牽引した吉田博の妻・吉田ふじをとその子孫たちの活動を紹介したり、ヘレン・ハイド、バーサ・ラム、エマ・ボーマン、マリア・ファーラといった海外の女性画家たちの権力への眼差しを展示。
さらに、第二次世界大戦後の高度経済成長期や1964年の海外旅行自由化といった時代背景のもと、異国で美術を学んだ作家や世界各国を旅して創作の糧とした作家を取り上げるほか、毛利展にちなんで20世紀後半以降、ヴェネチア・ビエンナーレをはじめとする国際展で活躍した女性アーティストたちの創作もたどっている。
会期:2026年8月1日〜2027年2月11日
会場:横浜美術館
住所:神奈川県横浜市西区みなとみらい3-4-1
開館時間:10:00~18:00 ※入館は閉館の30分前まで
休館日:木(ただし、8月13日、9月24日、11月19日は開館)
料金:一般 500円 / 大学生 300円 / 中学・高校生 100円
「あたらしい目 ― モネと21世紀のアート」展(ポーラ美術館)
クロード・モネ(1840〜1926)の没後100年に当たる今年、開館25周年を迎えた箱根のポーラ美術館で企画展「あたらしい目 ― モネと21世紀のアート」が2027年4月7日まで開催されている。会場レポートはこちら。

会場では、ポーラ美術館が誇る19点のモネ作品が散りばめられるように展示。初期の風景画から、《ジヴェルニーの積みわら》(1884)、《ルーアン大聖堂》(1892)、そして《睡蓮》(1907)へと至る作品群を展示。
また、現代美術とのコラボレーションも見どころとなっており、例えば《セーヌ河の日没、冬》(1880)とフェリックス・ゴンザレス=トレス《「無題」(マルセル・ブリアンの肖像)》(1992)を併置することで喪失や記憶といったモチーフの先にあるモネの主題を前景化させるなど、たんなるモネの回顧を超えた内容となっている。箱根を観光する際には必ず行程に入れておきたい展覧会だ。
会期:2026年6月17日〜2027年4月7日
会場:ポーラ美術館
住所:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285
電話番号:0460-84-2111
開館時間:9:00~17:00
休館日:12月1日
料金:大人(シニア含む) 2200円 / 大学・高校生 1700円 / 中学生以下無料 / 障害者手帳をお持ちのご本人および付添者(1名まで)1100円
「おとぎの国のモードをさがして/Fairy Tale MODE」(千葉市美術館)
千葉市美術館で「おとぎの国のモードをさがして/Fairy Tale MODE」が8月30日まで開催されている。会場レポートはこちら。

本展は、19〜20世紀のヨーロッパで花開いた挿絵本の世界を中心に、おとぎ話のイメージに息づく「モード」を探る試みだ。会場には『シンデレラ』『眠れる森の美女』『赤ずきん』などの挿絵本約90冊をはじめ、実際のドレスやバレエ衣裳、資料など約180点が一堂に会する。全6章の構成で、おとぎ話のイメージの変遷をたどっていく。
なお、同時開催中のコレクション展「なぞとき!日本の物語絵」も江戸~大正時代の絵画コレクションから約60点が展示されている。夏休みの開催に合わせ、物語の世界や作品に親しめる10の「なぞとき」も用意。年齢を問わずに参加できるので、親子で楽しめそうだ。また、千葉市美術館の建物のなかにはレストラン「優雅亭 盛山」や「ちょい飲み処酒彩亭 盛(sakari)」もあり、様々な楽しみ方ができるのもポイントだ。
会期:2026年6月27日〜8月30日 ※会期中一部展示替えあり
会場:千葉市美術館
住所:千葉市中央区中央3-10-8
電話番号:043-221-2311
開館時間:10:00〜18:00(金土〜20:00)※入場は閉館の30分前まで休館日:月
料金:一般 1500円 / 大学生 1000円 / 小・中学生、高校生 無料
「暗闇をくぐってみたら Part2 笹岡由梨子展『渦巻』」(市原湖畔美術館)
千葉県市原市の市原湖畔美術館で笹岡由梨子による「暗闇をくぐってみたら Part2 笹岡由梨子展『渦巻』」が開催されている。会期は9月23日まで。会場レポートはこちら。

笹岡由梨子は1988年大阪府生まれ、滋賀県在住のアーティストだ。本展の開催にあたって笹岡は、同館周辺のダム建設によって湖底に沈んだ地域に存在していた、共同体の記憶を主題として制作を行った。本展に向けたリサーチを進めるなかで、キーパーソンとなったのは次の2名だ。ひとりは、高滝・養老地区を中心とした水没移転の歴史を調査し、移住を余儀なくされた村人たちを長年撮影してきた加藤清市。もうひとりは、美術館の前身である「市原市水と彫刻の丘」のベースとなった「水中彫刻公園」構想を提唱した三好敏弘だ。本展は、この2名の協力を得ながら制作された作品群によって構成されている。
美術館の前に広がる高滝湖ではグランピングができ、また日本最多のゾウが飼育されている「市原ぞうの国」もほど近い本館。家族で楽しんでみてはいかがだろうか。
会期:2026年7月18日〜9月23日
会場:市原湖畔美術館
住所:千葉県市原市不入 75-1
電話番号:0436-98-1525
開館時間:[月〜金]10:00〜17:00[土祝前日]9:30〜19:00[日祝]9:30〜18:00 ※入館は閉館の30分前まで
休館日:月(祝日の場合は翌平日)
料金:一般 800円 / 大高生・65 歳以上 600円 / 中学生以下無料
増田セバスチャン「KAWAIITOPIA -GO TO HEAVEN(HELL)-」(ハイパーミュージアム飯能)
埼玉県飯能市の「HYPER MUSEUM HANNO(ハイパーミュージアム飯能)」で、アーティスト・増田セバスチャンによる個展「KAWAIITOPIA -GO TO HEAVEN(HELL)-」が8月30日まで開催されている

本展は増田にとって5年ぶりとなる大規模個展で、同ミュージアムの開館1周年、そして増田によるファッションブランド「6%DOKIDOKI」のオープン30周年を記念して開催されるものとなる。展示は宮沢湖に浮かぶ巨大作品《KAWAII-CORE ISLAND》や約6メートルのタワー《PolyChromatic Skin -Gender Tower-》で構成。館内の展示室では、増田の原体験をたどる「7つのKAWAII地獄巡り」が展開されるという。
なお、午前中はHYPER MUSEUM HANNOで増田の展示を体感したあと、午後は隣接する「ムーミンバレーパーク」へ足を伸ばして、トーベ・ヤンソンの物語世界を散策するルートもおすすめだ。
会期:2026年3月14日~8月30日
会場:ハイパーミュージアム飯能
住所:埼玉県飯能市宮沢327-6
開館時間:10:00~17:00 ※入館は閉館の30分前まで
休館日:無休
料金:[前売]大人 1000円 / 子供(4歳〜高校生)500円[当日]大人 1200円 / 子供(4歳〜高校生)700円
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