首都圏から日帰りで行けるアートスポット:軽井沢編【2/3ページ】

リヒター・ラウム

 2023年7月、軽井沢の森にオープンした「リヒター・ラウム(Richter Raum)」。約30年にわたりゲルハルト・リヒターやその作品を日本に紹介してきたワコウ・ワークス・オブ・アートが、リヒターの協力のもと作品を展示するためのスペースとしてつくられたものだ。

リヒター・ラウム 外観

 見どころといえば、ドイツのケルンにあるリヒターのアトリエを模した内装や、軽井沢のために制作された世界初の屋外彫刻作品《ストリップ・スカルプチャー・カルイザワ》だろう。4月25日からリヒターの新作・近作展「10 Drawings and 2 Collages」が開催され、ドローイングやコラージュの作品を見ることができる。来場にはオンライン事前予約が必要だが、ぜひ足を運んでおきたい場所のひとつだ。

住所:長野県軽井沢町軽井沢1323-1475 
開館時間:公式ウェブサイト 予約ページより確認 
休館日:公式ウェブサイト 予約ページより確認
料金:一般 1200円 / 大学生 800円 / 中高生 無料
※予約は1ヶ月前から可能。
※大学生は要学生証提示。
※中学生未満のお客様はご入場をご遠慮いただいております。

軽井沢ニューアートミュージアム

 軽井沢ニューアートミュージアムは、軽井沢本通りの商業施設として西森陸雄により設計され、未使用の状態だった建物を美術館に改装。2012年にオープンした。具体美術協会(具体)をはじめ、戦後日本の現代美術を中心に、世界で通用する作家を紹介する展覧会を開催。また、海外のアーティストも積極的に招き、国の垣根を感じさせないスタイルを提示。現代美術の新しい領域への挑戦的な企画展も行っている。美術館敷地内の「ジャン=ミシェル オトニエルの紅白の二連の立体作品《こころの門》(2014)と隈研吾による《風通る白樺と苔の教会〈チャペル〉》(2015)を鑑賞できるチャペルツアーも魅力的だ。

軽井沢ニューアートミュージアムの外観

 6月7日まで開催中の「つながる・ひろがる(越境・拡張する表現領域)」展は、ジャンルやメディアの境界が曖昧化する現代における表現のあり方に着目し、絵画、映像、写真、アニメ、AIなど多様な領域を横断する作品を紹介するもの。大竹伸朗アンディ・ウォーホルジャン=ミシェル・バスキアから初音ミクまで、時代や文化圏を越えた作家が並置されることで、芸術と大衆文化の関係や表現の拡張を可視化する。異なる時代・媒体が相互に響き合う構成を通じて、現代における創造のリアルな状況を体感的に提示する。

住所:長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢1151-5
開館時間:10:00~17:00 (7〜9月は〜18:00) ※2階企画展への入場は閉館30分前まで
休館日:月(祝日の場合は翌日)
料金:一般 2000円 / 高校生・大学生 1000円 / 小中学生 500円(ギャラリーへの入場は無料)