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アンディ・ウォーホル

Andy Warhol

1928年アメリカ・ペンシルベニア州出身。本名はアンドリュー・ウォーホラ。カーネギー工科大学(現カーネギー・メロン大学)絵画・デザイン学部卒業後、商業デザイナーとしてキャリアをスタートさせる。60年代初頭より、キャンベル・スープ、コカ・コーラなどの資本主義社会の象徴的なイメージをシルクスクリーンで色彩処理し、フラットな画面に反復させた作品を通してアメリカ社会の平等性・通俗性を体現。また、マリリン・モンローの死の同年にモンローを描いた肖像画や、自動車事故や自殺者を描いた「死と惨事」シリーズも並行して手がけるなど、死の平等性を示唆した。64年にはスタジオ「ファクトリー」を構え、実験映画を多数制作するほか、ロックバンド「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド」のデビューアルバムのプロデュース、インタビューのみで構成された月刊誌『インタビュー』誌の創刊など活動の場を広げ、72年以降はパトロンや友人からの注文に応じておびただしい数の肖像画を手がけるなど、アートをビジネスとして展開。生前、「僕は誰もが機械であるべきだと思う」(*1)「アンディ・ウォーホルについて知りたいなら、表面だけを見ればいい」(*2)と語り、自我、内面、創造など、芸術にまつわる従来的な諸概念の排除を試みた。87年逝去。

脚注
* 1──『ポップ・アートとは何か? 8人の画家からの回答パート1』(アートニュース、1963)
* 2──『アンディ:僕の本当の話』(ロサンゼルス・フリー・プレス、1967)