
第33回世界文化賞にジュリオ・パオリーニやアイ・ウェイウェイ、妹島和世+西沢立衛/SANAAら決まる
世界の優れた芸術家に贈られる「高松宮殿下記念世界文化賞」の第33回受賞者が決定。絵画部門ではジュリオ・パオリーニが、彫刻部門ではアイ・ウェイウェイが、建築部門では妹島和世+西沢立衛/SANAAらが受賞することが発表された。

世界の優れた芸術家に贈られる「高松宮殿下記念世界文化賞」の第33回受賞者が決定。絵画部門ではジュリオ・パオリーニが、彫刻部門ではアイ・ウェイウェイが、建築部門では妹島和世+西沢立衛/SANAAらが受賞することが発表された。

今春より4年ぶりに開催されている「道後オンセナート2022」。重要文化財である道後温泉本館が大竹伸朗による絵で覆われ、別館 飛鳥乃湯泉中庭には蜷川実花作品が敷き詰められるなど、道後温泉地区の街歩きがアートで彩られている。その様子をお届けする。

ニューアート・エストウェストが、天王洲の寺田倉庫E HALLで9月24日にアートオークションを開催。9月21日〜23日は、保税ギャラリースペースおよびE HALLで作品の下見会も開催する。

大正初年から昭和のはじめにかけて興盛した「新版画」。伊東深水、川瀬巴水、吉田博、橋口五葉をはじめとした代表的作家の作品とともに、その歴史を通覧する展覧会「新版画 進化系UKIYO-Eの美」が千葉市美術館で開幕した。

BBCや『ワシントン・ポスト』が選んだ2020年ベスト・ドキュメンタリー映画『画家と泥棒』。その配信がAmazon Prime VideoやU-NEXT、配給MadeGood Filmsが手がけるドキュメンタリー専門プラットフォーム「MadeGood Films見放題プラン」でスタートした。

現代芸術フェスティバル「混浴温泉世界」や「in BEPPU」などの芸術文化振興事業を大分県別府市を中心に取り組んできた混浴温泉世界実行委員会が、新たなプロジェクト「Alternative-State」をスタートさせる。

これまで語られてこなかったアートの世界を紹介する書籍 『クィア・アートの世界 自由な性で描く美術史』が9月14日、パイ インターナショナルから刊行される。

日本を代表するアーティスト、シュウゾウ・アヅチ・ガリバー。その大型個展「消息の将来」展がBankART KAIKO とBankART Stationの2館で同時開催される。会期は10月7日〜11月27日。

第6回
2月末から海外研修先として、黒海とカスピ海のあいだにある小国・ジョージアに滞在している画家の庄司朝美。渡航直前の2月24日、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が開始された。隣国ともいえるウクライナの情勢を身近に感じながら、独自の文化を育んできたジョージアの首都トビリシからお届けする連載。トビリシに来て半年ほどが経った。

根津美術館の礎となった初代 根津嘉一郎(1860~1940)。コレクターとして一躍脚光を浴びるきっかけとなったのは蒔絵作品の購入だった。根津美術館で開催中の「蔵出し蒔絵コレクション」は、そんな嘉一郎が蒐集した蒔絵作品の粋をまとめて紹介する初めての機会だ。この展示から、蒔絵の魅惑的な世界を紐解く(会場および作品の撮影は報道用に許可を得たもの)。

毎年、そのテーマ性とキュレーションで注目を集める「MOTアニュアル」。18回目のタイトルは、「 私の正しさは誰かの悲しみあるいは憎しみ」。大久保あり、工藤春香、高川和也、良知暁、4人のアーティストによる4つの物語は、鑑賞者に何を手渡し、語り継ごうとするのだろうか。高橋ひかりがレビューする。

戦後の日本で展開した2つの民衆版画運動、「戦後版画運動」と「教育版画運動」を約400点の豊富な作品と資料を通して紹介する「彫刻刀が刻む戦後日本」展。そこからは、戦後、民衆に働きかけるメディアとして版画が果たしてきた役割の大きさが見えてくる。また、戦前の版画運動・自由画運動を主導した山本鼎からの影響もうかがえる。本展を、山本鼎の研究者でもある上田市立美術館学芸員の小笠原正がレビューする。

大分県の酒造メーカーによるロングセラー商品「いいちこ」。そのアートディレクションを手がけ、全国的に有名なブランドへと押し上げた立役者・河北秀也の展覧会「イメージの力 河北秀也のiichiko design」が大分県立美術館で開催される。会期は2023年2月11日~3月29日。

2006年に東京都現代美術館の展示室全3フロアに展開する圧巻の規模で開催された「全景 1955-2006」展。同展以来、16年ぶりとなる大回顧展を11月に控える大竹伸朗。会期前に東京国立近代美術館で今回の展覧会にかける思い、そして制作に対する考えを聞いた。

森美術館で開催中の「地球がまわる音を聴く:パンデミック以降のウェルビーイング」で、アーティスト・飯山由貴がドメスティック・バイオレンス(DV)をテーマにした新作を発表。同作の背景や展示のつくり方、そしてそこから見えてきた構造的な問題などについて、彫刻家/評論家の小田原のどかが飯山に話を聞いた。

神奈川県横浜市に、9月1日、神奈川県立図書館の新たな本館が誕生した。1954年に開館した神奈川県立図書館旧本館(前川國男設計・現 前川國男館)に敬意を払いながら、「未来の図書館の王道」を体現した公共図書館プロジェクトだ。

江戸時代に花開き世界の美術に影響を与え続ける浮世絵。その大家、葛飾北斎の魅力を国内美術館の所蔵情報とともに前後編にわたってお届けする。

北海道・白老町で道内外15組のアーティストが参加する「ROOTS & ARTS SHIRAOI 2022-白老文化芸術共創-」が10月10日まで開催されている。白老の文化や伝承、人の営みといった「ルーツ」をリサーチし、多様な人々が関わり再発見、再編集、表現する新しい旅や地域のかたちを模索するプロジェクト。今年2回目の開催となる本芸術祭をレポートする。

東京・渋谷のbiscuit galleryで9月8日から開催されている「影をしたためる notes of shadows」展。2020年の開廊以来、同ギャラリーではオーナーが企画を手がけ展示を開催してきたが、このたび若手キュレーターが企画を行うプロジェクト「biscuit gallery Curator Projects」を立ち上げた。その初回のキュレーションを手がけたのはキュレーターの松江李穂。出展アーティストに菊谷達史と前田春日美を迎え、新たな取り組みに挑む3人に話を聞いた。

90年代に社会現象を巻き起こした少女マンガの金字塔『美少女戦士セーラームーン』。その連載30周年を記念した大展覧会「美少女戦士セーラームーン ミュージアム」の第2会期が9月10日に東京・六本木にある六本木ミュージアムで始まった。会期は11月6日まで。