スイス出身の偉大な彫刻家、アルベルト・ジャコメッティ。その展覧会が、大阪市のエスパス ルイ・ヴィトン大阪で開催される。本展は、ルイ・ヴィトンによる現代美術に特化した財団の美術館、フォンダシオン ルイ・ヴィトンが主催する「Hors-les-mur(壁を越えて)」プログラムの一環として実施されるもの。会期は2月23日〜6月25日。
同プログラムは、東京、ミュンヘン、ヴェネツィア、北京、ソウル、大阪に設けられたエスパス ルイ・ヴィトンにおいて、フォンダシオンの所蔵作品を展示する国際的なプロジェクト。開催を通じて、より多くの人々に作品に触れる機会を提供することを目的としている。
エスパス ルイ・ヴィトン大阪において3回目の展覧会となる本展は、フォンダシオンの所蔵コレクションからジャコメッティを象徴する7点の彫刻作品、《棒に支えられた頭部》(1947)、《3人の歩く男たち》(1948)、《ヴェネツィアの女III》(1956)、《大きな女性立像 II》(1960)、《男の頭部》(ロタール Ⅰ、ロタール II、ロタール III、1964-65)が展示される予定だ。
(*)──アルベルト・ジャコメッティ 大きな女性立像 II [Grande Femme II] 1960 暗褐色の緑青を施したブロンズ Susse Foundry(1961年鋳造、エディション1/6)277 x 29 x 57.2 cm Courtesy of the Fondation Louis Vuitton © Succession Alberto Giacometti / Adagp, Paris 2022. Photo credits: © Fondation Louis Vuitton/Marc Domage