
東博「法隆寺金堂壁画と百済観音」。金堂壁画と観音像が伝える法隆寺の美の世界
3月13日の開幕を予定しながら、新型コロナウイルスの影響により開催が中止となった東京国立博物館の「法隆寺金堂壁画と百済観音」。およそ1300年前に法隆寺の金堂に描かれた仏教壁画。1949年の火災により焼損したこの壁画の威容を、模本を中心に現代に伝える展覧会だ。また国宝《観音菩薩立像(百済観音)》をはじめ、飛鳥時代の仏像も同時に紹介する。

3月13日の開幕を予定しながら、新型コロナウイルスの影響により開催が中止となった東京国立博物館の「法隆寺金堂壁画と百済観音」。およそ1300年前に法隆寺の金堂に描かれた仏教壁画。1949年の火災により焼損したこの壁画の威容を、模本を中心に現代に伝える展覧会だ。また国宝《観音菩薩立像(百済観音)》をはじめ、飛鳥時代の仏像も同時に紹介する。

終末的な風景をロマンチックに描くことで知られているアーティスト・猪瀬直哉。その最新の個展「Romantic Depression」が、5月9日まで東京銀座のTHE CLUBで開催されている。ロマン派や抽象絵画に影響を受けた猪瀬は本展で見せるものとは?

2017年から大規模改修を行ってきた京都市美術館が、京都市京セラ美術館としてついに開館を迎える。こけら落とし展の様子とともに、その内部をレポートする。

昨年一年で優れた作品を発表した新人写真家に贈られる「木村伊兵衛写真賞」の第45回受賞者が片山真理、横田大輔に決定した。受賞作品展は2020年4月21日〜5月2日に東京、5月14日〜5月20日に大阪で開催予定。

京都市京セラ美術館として開館を控える「京都市美術館本館」が、国の登録有形文化財に登録される見通しとなった。

新型コロナウイルスの影響により、国内外でアートフェアが相次いで中止や延期を発表。この状況を受けてアートECサイト「OIL by 美術手帖」が、3月20日よりウェブ上で作品の閲覧と購入ができる「オンライン・ビューイング」を開催する。

東京ミッドタウンが、デザインとアートの2部門で2008年より開催しているコンペティション「TOKYO MIDTOWN AWARD」。賞を授与することだけで終わるのではなく、「アーティストのためのコンペティション」を目指し、アートコンペのグランプリ受賞者をハワイ大学でのアーティスト・イン・レジデンス・プログラムへ招聘するなど、受賞後も長期的にアーティストを支援する点が特徴となっている。同コンペの歩みや意義を、プロジェクト・ディレクターを務める東京ミッドタウンの井上ルミ子、2017年のグランプリ作家・金子未弥、2019年のグランプリの井原宏蕗の3人の話から紐解いていく。

自身のルーツを出発点に独自の神話的世界を展開する金サジの個展「白の虹 アルの炎」(THEATER E9 KYOTO)と、社会で見過ごされてしまうものを写真のテーマに据えてきた田附勝による個展「田附勝 KAKERA きこえてこなかった、私たちの声展」(横浜市民ギャラリーあざみ野)。ふたりの写真家による表現の現在地を、清水穰がレビューする。

コム・デ・ギャルソンの服、DM、バッグなどにカリグラフィを基本とするアートワークが起用され、以後、目覚ましい活躍を続けるアーティストのbaanai。3月31日まで個展が開催中の伊勢丹新宿店メンズ館2階「ART UP」で、ライブペインティング終了後に話を聞いた。

これまで2回にわたり、杉本博司の企画・構成で日本美術を紹介する展覧会を行ってきた京都の細見美術館。ここで、「表具」をテーマとした3回目の展覧会「飄々表具―杉本博司の表具表現世界―」が開催される。会期は2020年4月4日〜9月6日

新型コロナウイルスの影響を受けて開催中止となった香港のアートフェア「アートセントラル2020」が3月18日より、「Artsy」と連携してオンラインカタログを公開した。フェアに出展を予定していた約65のギャラリーは、オンラインで作品を展示・販売する。

主に身体と声の問題を扱う映像作品を手がけてきた百瀬文が、東京では3年ぶりとなる個展「I.C.A.N.S.E.E.Y.O.U」を東京・東葛西のEFAG EastFactoryArtGalleryで開催。本展は、オペラ『サロメ』をモチーフとした映像インスタレーション《Jokanaan》(2019)を中心に、新作3点で構成された。百瀬は映像というメディアがはらむ支配構造をどのように組み換え、そこに写し出される身体といかに向き合うのか? アーティストの佐藤朋子がレビューする。

新型コロナウイルス感染症への懸念で、大英博物館やヴィクトリア&アルバート博物館、テートなどイギリスの主要美術館・博物館が3月18日より休館する。

香港の美術館・博物館やアートセンター、ギャラリー、オークションハウスなどが立ち上げたオンラインのプラットフォーム「ART Power HK」が、3月16日にスタートした。一連のプログラムを通し、目指すものとは何か?

絵画の構成要素を分解し、その最低限の要素である「線」のみをアクリル板と絵具によって描くシリーズを手がけてきた本山ゆかり。FINCH ARTS(京都)にて開催された本個展では、刺繍という新たな手法を取り入れた作品を発表。作家の新たな境地と、そこに潜むまなざしを愛知県美術館の中村史子が読み解く。

2018年より東京・本郷のトーキョーアーツアンドスペース(TOKAS)でスタートした企画展シリーズ「ACT」(Artists Contemporary TOKAS)。その第2弾として3月22日まで開催予定だった「停滞フィールド」が、新型コロナウイルスの影響により中止となった。そこでここでは、田中秀介、広瀬菜々&永谷一馬、渡辺豪の3組が参加した展示の様子をお届けする。

今年で11回目を迎える、六本木の街を舞台にした一夜限りのアートの饗宴「六本木アートナイト2020」が、日本を代表する現代アーティスト・村上隆をメインプログラムアーティストとして起用する。「マジカル大冒険 この街で、アートの不思議を探せ!」をテーマに、「ドラえもん」をモチーフにした数々の作品が発表予定。会期は5月30日〜31日。

第12回
『美術手帖』創刊70周年を記念して始まった連載「プレイバック!美術手帖」。美術家の原田裕規がバックナンバーから特集をピックアップし、現代のアートシーンと照らし合わせながら論じる。今回は1996年11月号の特集「都市とアートの真相」を紹介。

京都市左京区浄土寺エリアに位置するアートスペース「浄土複合」が2019年度より行っている「浄土複合ライティング・スクール」。その第二期が開講。現在、受講者を募集している。

現代アートに特化したギャラリー「三越コンテンポラリーギャラリー」が、3月18日に三越日本橋本店にオープンする。こけら落としとなる展覧会は、東京では久しぶりとなる日比野克彦の個展「Xデパートメント2020」だ。なぜいま、三越が現代アートのギャラリーを始めるのか。そして、日比野克彦は何を仕掛けるのか。日比野と、現代ア―トの専任担当である石川嵩紘に話を聞いた。