東京国立博物館の「国宝 聖林寺十一面観音 ― 三輪山信仰のみほとけ」が会期を1年ほど延期へ。新型コロナ感染拡大の影響

6月16日から東京国立博物館で開催される予定だった「国宝 聖林寺十一面観音 ― 三輪山信仰のみほとけ」が、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、会期を延期することを発表した。

「国宝 聖林寺十一面観音 ― 三輪山信仰のみほとけ」ウェブサイトより

 東京国立博物館で6月16日の開幕を予定していた「国宝 聖林寺十一面観音 ― 三輪山信仰のみほとけ」が、新型コロナウイルスの影響により、予定通りの準備進行が難しいために、会期を延期することとなった。1年ほどの開幕延期を予定している。

 「国宝 聖林寺十一面観音 ― 三輪山信仰のみほとけ」は、奈良・桜井市の聖林寺にある760年代に制作された国宝《十一面観音菩薩立像》とともに、かつてこの菩薩像が置かれていた大神寺が付属する、大神神社の自然信仰を示す出土品を展示する展覧会だ。《十一面観音菩薩立像》が東京で展示されるのは、初めての機会となる。

 同展は2021年2月6日より、奈良国立博物館でも開催が予定されていたが、こちらも東京会場の期間変更に準じて、開幕が延期されることになる。

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