チームラボの時間制来館者システムを西日本新聞社が導入。九州での展覧会等で活用

新型コロナウイルス感染症の防止対策として、チームラボが提供を開始した「チームラボチケッティングシステム」。美術館、博物館、水族館、遊園地などの施設に向けたこのシステムを、展覧会やイベントで活用するために西日本新聞社が導入した。

チームラボチケッティングシステム

 新型コロナウイルス感染症の防止対策としてチームラボが開発した、時間制来館者システム「チームラボチケッティングシステム」。同システムを、福岡を中心に九州でイベントを開催する西日本新聞社が導入することとなった。新型コロナウイルスをはじめとする感染症予防対策として、今夏の開始を目指すという。

 「チームラボチケッティングシステム」は、施設やイベントにおいて一定時間の入場者数をコントロールするもの。オンラインで時間指定チケットを販売することで、当日来場や待機列がなくなり、入場までの待ち時間や混雑の緩和も期待されている。

 チケットはすべてQRコードで管理され、入場時の受け付け担当者との接触を避けることが可能。最短1ヶ月で導入可能となる。さらに、世界各国からの来場者への多言語対応や、各販売経路での売上の自動的集計、ひとつのシステムで複数の展覧会やイベントを同時に管理することも可能となっている。

 全国の美術館が万全の感染症対策を求められるなか、時間ごとの予約制を導入する館も増えており、同システムを導入する美術館も増える可能性がある。

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