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第3回

「シビック・ファッション」とは何か。建築家・藤村龍至とCCBTの伊藤隆之と島田芽生が考えたアートにこそできること

東京都歴史文化財団が運営する「シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]」は、2026年度のアーティスト・フェロー募集活動テーマとして、市民の自発的なムーブメント(キビタス)による「まだない何か」をかたちづくる「シビック・ファッション」を掲げた。この取り組みが現代の都市とどのように共鳴していくのか。本鼎談では、建築家の藤村龍至を迎え、CCBTの伊藤隆之と島田芽生と「キビタス」や「シビック・ファッション」をキーワードに、CCBTが紡ぐべきことを考える鼎談をお届けする。

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第35回

山本一雄という「画家」について。遠山健一朗が語る「山本一雄 小さな部屋から」展(奈義町現代美術館)

美術館の学芸員(キュレーター)が、自身の手がけた展覧会について語る「Curator's Voice」。第34回は、岡山にある奈義町現代美術館で開催された「山本一雄 小さな部屋から」(2025年12月13日〜3月1日)について。同館学芸員の遠山健一朗は、岡山市のギャラリー722で行われた個展で画家・山本一雄の作品と出会う。そのときの距離や立ち位置によって変容する絵画体験に戸惑い、湧き起こる「もやもや」の正体を知りたいと願った遠山の衝動は、やがて山本の暮らす瀬戸内海にある国立療養所「長島愛生園」へと彼を向かわせた。

第92回

書評:過去のアクティビズムの実践を現在につなぐために。『アクティビズムのアート/アートのアクティビズム「抵抗する表現」の軌跡と行方』

雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート本を紹介。2026年1月号では、グレゴリー・ショレットによる『アクティビズムのアート/アートのアクティビズム「抵抗する表現」の軌跡と行方』を取り上げる。アート・アクティビズムの入門書にもなりうる本書について、美術批評家・中島美緒が評する。

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第9回

アートと気候危機のいま vol.9 地球のいまを映す「泥」の物語──リッケ・ルター、気候危機を“翻訳”する

NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]設立メンバーのひとりであり、AITのグリーン・チーム リーダーでもあるロジャー・マクドナルドによる、気候危機とアートについて「いま」をわかりやすく紹介する連載。第9回は、デンマークのアーティスト、リッケ・ルターにインタビューから気候危機の時代におけるアーティストの実践をお届けする。*The English version is below the Japanese.

第91回

書評:戦後日本美術を根底から揺るがし、現代の世界と重ねる。『戦後初期日本のアートとエンゲージメント』

雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート本を紹介。2026年1月号では、ジャスティン・ジェスティによる『戦後初期日本のアートとエンゲージメント』を取り上げる。日本の戦後初期における芸術と政治の関係を再検討する本書を、現代美術史研究家・筒井宏樹が評する。

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第39回

ドイツ写真の核心を現代に繋げるためには? 1997年3月号「ドイツ写真:ベッヒャー以後」

『美術手帖』創刊70周年を記念して始まった連載「プレイバック!美術手帖」。アーティストの原田裕規が美術手帖のバックナンバーを現在の視点からセレクトし、いまのアートシーンと照らしながら論じる。今回は、1997年3月号に掲載された「ドイツ写真:ベッヒャー以後」をお届けする。

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第37回

[ARTIST IN FOCUS]江康泉:古典と現代のコンテクストを接続し、アジア固有の想像力を取り戻す小さな革命

東洋の歴史や文化を参照し、現代都市、個人の記憶、テクノロジーなどを複層的に結びつけ、多様な領域を横断した創作活動を展開する江康泉(ゴンホンチュン)。金沢21世紀美術館での個展に際し、本展の担当学芸員が、本人との対話を経て、その作品世界を論じる。

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第38回

[ARTIST IN FOCUS]大小島真木:「私」と「あなた」の輪郭を描く 連綿と紡がれる他者とのコレスポンダンス

生命と死、個人と他者、自然と人間──そのあわいを探り続けてきた大小島真木。近年は、「胞衣」や「土」をテーマのひとつに据えながら、存在の輪郭を問い直す表現へと深化している。KAATでの個展から国際芸術祭「あいち2025」、そして絵本『ウオルド』まで、大小島真木が紡ぐ、生命を超えた存在のための芸術の現在を辿る。

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第14回

「手のひらの民具」。これなーんだ?

一般の人々が日常の暮らしのなかで生み出し、使い続けてきた「民具」。一見ただの古い道具に見えるかもしれませんが、様々な切り口から観察してみることで、ユニークな造形や意外な機能性といった「デザインの工夫」に気がつくことができます。第14回目は「手のひらの民具」。これなーんだ?

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第36回

[ARTIST IN FOCUS]オトボン・ンカンガ:自然環境と人間の「つながり」を語り直し、共感的な関係性を模索する芸術実践

自然と人間のあいだにある歴史と記憶に着目し、多様なメディウムを用いて、その社会的・政治的・物質的関係を検証し、新たに語り直す作品を発表するオトボン・ンカンガ。金沢21世紀美術館での個展に際し、彼女の作品に潜む物語や対話、そしてアートの可能性について話を聞いた。

第2回

藤嶋咲子(アーティスト)✕吉田寛(美学者・ゲーム研究者)対談:鑑賞者をプレイヤーへ、沈黙を表現へ。「作動するアート」としてのシリアスゲーム

渋谷から原宿へと拠点を移した、アートとデジタルテクノロジーによる創造拠点「シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]」。その2025年度アーティスト・フェローを務める藤嶋咲子は、ゲームを媒介に都市に生きる人々に寄り添うプロジェクト「コエノクエスト —都市に残されたセーブデータ」を進めている。藤嶋の実践は都市に何をもたらすのか。美学者でありゲーム研究者でもある吉田寛(東京大学大学院美学芸術学研究室教授)との対談で迫る。

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第72回

WORLD REPORT「サンパウロ」:“南”の問題を人類の普遍的な課題として示す、第36回サンパウロ・ビエンナーレ

雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2026年1月号の「サンパウロ」では、イビラプエラ公園内シッシロ・マタラッツォ館で開催された第36回サンパウロ・ビエンナーレ「旅人すべてが道の上を歩くわけではない-実践としての人間性について」について仁尾帯刀が考察する。

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第71回

WORLD REPORT「ベルリン」:東西ドイツ再統一から35年。アートシーンで東のアイデンティティが語られ始めた

雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2026年1月号の「ベルリン」では、ジャルディーニで開催された第61回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展 ドイツ館での展示と、マウンテンズで開催された「エリック・マイヤー、アンドレア・ピヒル」展について河内秀子が考察する。

第14回

表参道の路地裏の一軒家アトリエ「青山二階」。様々な分野のクリエイターが集まるコミュニティの正体とは

東京・表参道の路地裏に佇む、昔ながらのクリーニング店。その2、3階に、若手のクリエイターが集まるアトリエ兼コミュニティスペースがある。「青山二階」と名づけられたこの場所では、7名(取材当時)のクリエイターが活動しており、イラストレーター、モーショングラフィックデザイナー、写真家、スタイリスト、シルクスクリーンアーティスト、スケーター兼アーティストと、その分野も様々である。アトリエ内部を見せてもらいながら、「青山二階」の正体について話を聞いた。

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第70回

WORLD REPORT「エディンバラ/ゲーツヘッド」:長い歴史と紛争が刻む感覚的記憶を通して、中東と欧州の共存を思う

雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2026年1月号の「エディンバラ/ゲーツヘッド」では、タルボット・ライス・ギャラリーで開催された「ワエル・シャウキー」展と、バルティック現代美術センターで開催された「アリ・チェリ:私はこうしてモニュメントになる」展について橘匡子が考察する。

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第69回

WORLD REPORT「ニューヨーク」:「社会」彫刻と「小さな勝利」が示す、大手ギャラリーの変化の兆し

雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2026年1月号の「ニューヨーク」では、リッソン・ギャラリーで開催された「ペドロ・レイエス」展と、デイヴィッド・ツヴィルナーで開催された「P.スタッフ:ポゼッシブ」展について國上直子が考察する。

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第13回

「二重構造の民具」。これなーんだ?

一般の人々が日常の暮らしのなかで生み出し、使い続けてきた「民具」。一見ただの古い道具に見えるかもしれませんが、様々な切り口から観察してみることで、ユニークな造形や意外な機能性といった「デザインの工夫」に気がつくことができます。第13回目は「二重構造の民具」。これなーんだ?

第91回

櫛野展正連載「アウトサイドの隣人たち」:霧の中から立ち上がる命

ヤンキー文化や死刑囚による絵画など、美術の「正史」から外れた表現活動を取り上げる展覧会を扱ってきたアウトサイダー・キュレーター、櫛野展正。2016年4月にギャラリー兼イベントスペース「クシノテラス」を立ち上げ、「表現の根源に迫る」人間たちを紹介する活動を続けている。彼がアウトサイドな表現者たちに取材し、その内面に迫る連載。第91回は、自閉症スペクトラム症・ADHDと診断された岩田大陸さんが、「半機械」の生き物たちの制作を通じて自身と向き合い続けてきた軌跡について考察する。