SERIES

第28回

美術批評はいかにして輸入されるのか? 1997年1〜3月号連載「他の批評基準」

『美術手帖』創刊70周年を記念して始まった連載「プレイバック!美術手帖」。アーティストの原田裕規が美術手帖のバックナンバーを現在の視点からセレクトし、いまのアートシーンと照らしながら論じる。今回は、1997年1〜3月号で連載された「他の批評基準」をお届けする。

第2回

時間とともに変化する世界をどう受け入れ革新するか。A-POC ABLE ISSEY MIYAKEがパリ特別展「TYPE-XIV Eugene Studio project」で示した一枚の布の新たな可能性

A-POC ABLE ISSEY MIYAKE(以下、A-POC ABLE)と寒川裕人 / ユージーン・スタジオの協働による特別展示「TYPE-XIV Eugene Studio project by A-POC ABLE ISSEY MIYAKE」が、10月24日から26日の3日間、パリで開催された。A-POC ABLEを率いる宮前義之が、アーティスト寒川裕人との対話を通じた「一枚の布の可能性」の実験成果を、建築家・田根剛 / ATTA - Atelier Tsuyoshi Tane Architectsの空間構成で物語る(PR)。

第89回

櫛野展正連載「アウトサイドの隣人たち」:「できること」を失った先に

ヤンキー文化や死刑囚による絵画など、美術の「正史」から外れた表現活動を取り上げる展覧会を扱ってきたアウトサイダー・キュレーター、櫛野展正。2016年4月にギャラリー兼イベントスペース「クシノテラス」を立ち上げ、「表現の根源に迫る」人間たちを紹介する活動を続けている。彼がアウトサイドな表現者たちに取材し、その内面に迫る連載。第89回は、癌治療により創作や生活の自由が奪われた齋藤七海さんの言葉が投げかける問いに迫る。

第1回

宮前義之と寒川裕人が語るテキスタイルの新たな可能性。A-POC ABLE ISSEY MIYAKEの「TYPE-XIV Eugene Studio project」はいかに生まれたのか?

A-POC ABLE ISSEY MIYAKEとユージーン・スタジオ/寒川裕人の協業から生まれた「TYPE-XIV Eugene Studio project」。アート・バーゼル・パリ期間中のパリでの発表を前に、A-POC ABLE ISSEY MIYAKEの宮前義之と寒川裕人に話を聞いた(PR)。

PREMIUM

第1回

傷が決して塞がることのないように──ミレ・リーが刻む「痛み」の地形

不定期連載シリーズ「Rethinking Asia from Elsewhere / 他所から想像するアジア」では、グローバルな美術の舞台で活躍するアジア・ディアスポラの若手アーティストたちの実践に焦点を当てる。毎回、国内外で活動するキュレーターや批評家、ライターを招き、それぞれの視点から彼/彼女たちの活動を紹介していく。初回となる本記事では、キュレーターで本シリーズを提案したマーティン・ゲルマンが、世界中の注目を集めるアーティスト、ミレ・リーの表現について論じる。

PREMIUM

第10回

「にぎやかな民具」。これなーんだ?

一般の人々が日常の暮らしのなかで生み出し、使い続けてきた「民具」。一見ただの古い道具に見えるかもしれませんが、様々な切り口から観察してみることで、ユニークな造形や意外な機能性といった「デザインの工夫」に気がつくことができます。第10回目は「にぎやかな民具」。これなーんだ?

第88回

櫛野展正連載「アウトサイドの隣人たち」:終わりの始まり、創作の輝き

ヤンキー文化や死刑囚による絵画など、美術の「正史」から外れた表現活動を取り上げる展覧会を扱ってきたアウトサイダー・キュレーター、櫛野展正。2016年4月にギャラリー兼イベントスペース「クシノテラス」を立ち上げ、「表現の根源に迫る」人間たちを紹介する活動を続けている。彼がアウトサイドな表現者たちに取材し、その内面に迫る連載。第88回は癌の宣告後に絵を描き、多くの作品を残した小高正道さんに迫る。

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第9回

「つくりかけの民具」。これなーんだ?

一般の人々が日常の暮らしのなかで生み出し、使い続けてきた「民具」。一見ただの古い道具に見えるかもしれませんが、様々な切り口から観察してみることで、ユニークな造形や意外な機能性といった「デザインの工夫」に気がつくことができます。第9回目は「つくりかけの民具」。これなーんだ?

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第13回

金澤韻連載「中国現代美術館のいま」:“その後”──松美術館と中間美術館

2023年末までウェブ版「美術手帖」で続いた、インディペンデントキュレーター・金澤韻による連載「中国現代美術館のいま」。コロナ禍終盤から状況が変化し、経済の低迷によって大きな影響を与えられた中国の現代アートシーン。番外編として、北京の松美術館と中間美術館をお届けする。

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第64回

WORLD REPORT「アンカレッジ」:アラスカ先住民や日系二世による表現から、その土地を訪ねる意味を考える

雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2025年7月号の「アンカレッジ」では、アンカレッジ・ミュージアムのコレクション展と、アラスカ大学北方博物館の常設展「ギャラリー・オブ・アラスカ」を取り上げる。そこで見たアラスカ先住民や日系二世による作品は、来訪者たちに何を伝えるのか。大阪中之島美術館学芸員の大下裕司が考察する。

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第63回

WORLD REPORT「ハワイ」:つながりと隔たりが交錯した「ALOHA」の地の芸術祭

雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2025年7月号の「ハワイ」では、今年の2月から5月まで開催された「ハワイ・トリエンナーレ2025」を取り上げる。同芸術祭の出展作家であり、生まれ故郷の沖縄を題材に制作を行うミヤギフトシが、自身のバックグラウンドとハワイの持つ歴史的文脈を交差させながら、その様子について語る。

第86回

書評:家庭から見た戦時の画家の姿。松本莞『父、松本竣介』

雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート本を紹介。2025年7月号では、松本莞による『父、松本竣介』を取り上げる。日本近代洋画家として知られる松本竣介の、画家の枠を超えたゼネラリストともいえる姿を、生活者としての側面から竣介の次男・莞が記した本書を、美術批評・中島水緒が評する。

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第85回

書評:無感動から始まる美学への新しい道。ベンス・ナナイ『美学入門』

雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート本を紹介。2025年7月号では、ベンス・ナナイによる『美学入門』を取り上げる。分析美学を専門とする研究者・ナナイによる、「感動できない」ことから美学を語り始める新しい美的感覚への実践的な手引書を、美術史学研究の青木識至が評する。

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