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4月に注目したい展覧会ベスト19

2024年4月に開幕する展覧会のなかから、とくに注目したいものを編集部がピックアップしてお届けする。*最新情報は各館公式サイトをご確認ください。

INSIGHT

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ブランクーシ大回顧展がポンピドゥー・センターで開幕。生の躍動と同時代の多様な文化人との交流を伝える

20世紀初頭の西洋で近代彫刻の概念を変えたコンスタンティン・ブランクーシ(1876〜1957)。その大回顧展がパリのポンピドゥー・センターで開幕した。同館所蔵作品に加え、世界の主要美術館から集まった120点もの彫刻作品、ドローイングや写真、パリのアトリエ再現とそこで制作する本人や彼を訪れた文化人らが映るヴィデオも見られる。生き生きとした展示の様子を現地からリポートする。

NEWS / REPORT

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オランダ高等教育機関が教える、実践のためのアート・文化マネジメント教育

近年、アートおよび文化事業が活性化する日本国内でたびたび指摘されるのが、アート・文化マネジメント教育の不足と必要性である。意識改革に続いて教育基盤の改革が必要とされるなかで、オランダの文化・アートマネジメント教育の事例に目を向けたい。同分野において、高等教育機関がどのように実践を踏まえた教育を行うのか、大学関係者にインタビューを行った。

INSIGHT

ルイーズ・ブルジョワを起点に見る、アーティストたちの「身体」への問い。中嶋泉 評「コレクション2 身体———身体」

国立国際美術館で開催中の「コレクション2 身体———身体」。新収蔵され、国内初公開となったルイーズ・ブルジョワの《カップル》を起点に、多様な作品から「身体」を問いかける本展を、大阪大学准教授の中嶋泉がレビューする。

REVIEW / PROMOTION

「とやまKOGEIチャレンジプロジェクト」が切り開く若手工芸作家と富山県の未来

高い技術力に裏づけられた富山県では、工芸の再構築を目指す取り組みが進められている。2020年度、21年度の「国際工芸アワードとやま」、22年度の「工芸コラボレーション1+1プロジェクト」に続き、23年度は「とやまKOGEIチャレンジプロジェクト」と題して、35歳以下の工芸作家がホスト(工房・企業)とタッグを組み、協同で新しい作品を発表。昨年度に続き、富山県総合デザインセンター所長で富山県美術館副館長の桐山登士樹に話を聞いた。

INTERVIEW / PROMOTION

「生誕150年 池上秀畝—高精細画人—」(練馬区立美術館)レポート。徹底した写生と独自の空気感を味わう

明治末から昭和戦前にかけて活躍した日本画家、池上秀畝。官展(文展、帝展)をおもな発表の場とし、数々の栄えある賞を受けてきた画人だ。その代表作をあますことなく展示する展覧会「生誕150年 池上秀畝—高精細画人—」が、練馬区立美術館で開催されている。会期は4月21日まで。

NEWS / REPORT