MAGAZINE

200点以上の作品で松谷武判の全貌に迫る。過去最大規模の回顧展が東京オペラシティ アートギャラリーで開催へ

60年以上にわたり芸術の最前線で独自の表現を追求してきた現代美術家・松谷武判(1937〜)。その創造の全貌を200点以上の作品で紹介する過去最大規模の回顧展が東京オペラシティ アートギャラリーで開催される。会期は10月3日〜12月17日。

NEWS / EXHIBITION

第75回

山本浩貴(いぬのせなか座)の『新たな距離』から『ヴァナキュラー・アートの民俗学』『被災物』まで。『美術手帖』2024年7月号ブックリスト

新着のアート本を紹介する『美術手帖』のBOOKコーナー。2024年7月号では、山本浩貴(いぬのせなか座)の『新たな距離 言語表現を酷使する(ための)レイアウト』から論集『ヴァナキュラー・アートの民俗学』、『被災物 モノ語りは増殖する』まで、注目の8冊をお届けする。

SERIES / BOOK

第74回

書評:外へ内へと展開した他者とのコミュニケーション。深川雅文『生きるアート 折元立身』

雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート本を紹介。2024年7月号では、深川雅文による『生きるアート 折元立身』を取り上げる。「パン人間」や「アート・ママ」で知られる折元は、いったいどのような経歴をたどり、どう評価されてきたのか。また、折元のならではの表現はどこから来たものなのか。長年その活動を見守ってきた著者による本書を美術批評・中島水緒が読む。

SERIES / BOOK

PREMIUM

オランダ彫刻家が取り組む「仁王門プロジェクト」から考える、文化財保護の課題と可能性

オランダの彫刻家イッケ・ファン・ローンがアムステルダム国立美術館で仁王像(14世紀・作者不明)と出会ったことから始まった仁王像・仁王門にまつわる一連のプロジェクト。現在も続くこのプロジェクトが投げかける、文化財保護の課題と可能性を考える。

INSIGHT

フィリップ・パレーノ インタビュー:すべては関係性の中に

ポーラ美術館で個展「フィリップ・パレーノ:この場所、あの空」を開催中のフィリップ・パレーノ。ニコラ・ブリオーが著書『関係性の美学』においてその代表的な作家として言及したこの作家は、どのような思考で展覧会と向き合っているのか? 批評家・石川卓磨が話を聞いた。

INTERVIEW / PROMOTION

第73回

書評:労働者としてのアーティストによる社会変革の実践。ジュリア・ブライアン=ウィルソン『アートワーカーズ 制作と労働をめぐる芸術家たちの社会実践』

雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート本を紹介。2024年7月号では、ジュリア・ブライアン=ウィルソンによる『アートワーカーズ 制作と労働をめぐる芸術家たちの社会実践』を取り上げる。ニューヨークで結成されたアートワーカーズはいかに社会変革の実践に取り組んだのか。その考察を掲載した本書を表象文化論・現代美術史研究の加治屋健司が読む。

SERIES / BOOK

第33回

名付けようのない行為に目を向ける。特集 1985年10月号「パフォーマンス」

『美術手帖』創刊70周年を記念して始まった連載「プレイバック!美術手帖」。アーティストの原田裕規が美術手帖のバックナンバーを現在の視点からセレクトし、いまのアートシーンと照らしながら論じる。今回は、特集 1985年10月号「パフォーマンス」をお届けする。

SERIES / プレイバック!美術手帖

PREMIUM

第15回

最低限知っておくべき美術と相続税の話

いつか訪れる人の死。人の死は相続の発生も意味する。来ることが分かっていても死後に発生する相続について真剣に考えたことがない美術家も少なくないだろう。今回は最低限知っておきたい相続税のポイントについて税務分野を取り扱う徳田貴仁弁護士に聞いた。

SERIES / アートと法の基礎知識

3DCGから獲得した色理解で印刷物をデザインする。橋本麦評「八木幣二郎 NOHIN: The Innovative Printing Company 新しい印刷技術で超色域社会を支えるノーヒンです」

東京・銀座のギンザ・グラフィック・ギャラリーで開催された第402回企画展「八木幣二郎 NOHIN: The Innovative Printing Company 新しい印刷技術で超色域社会を支えるノーヒンです」を、映像作家・橋本麦がレビュー。3DCGを用いた視覚表現と、それを実現するための印刷技術の試行錯誤について、ソフトウェアの特徴と八木によるテクノロジーの解釈の視点から掘り下げる。

REVIEW

PREMIUM

ホックニーが大きな影響を受けた作品とは? 時を超えた共演が実現

デイヴィッド・ホックニーの代表作である《マイ・ペアレンツ》と《衝立の上の絵を観ている》(原題:Looking at Pictures on a Screen)。その背景に描き込まれているピエロ・デラ・フランシェスカによる15世紀の作品《キリストの洗礼》を並べてみせる興味深いエキシビション「ホックニーとピエロ:ロンガー・ルック」がロンドンのナショナル・ギャラリーで開催中だ。

NEWS / REPORT