美術館丸ごと使った抽象絵画の抽象化。「ABSTRACTION 抽象絵画の覚醒と展開」に見る美術館の使命
アーティゾン美術館の全展示室にわたる大規模展「ABSTRACTION 抽象絵画の覚醒と展開 セザンヌ、フォーヴィスム、キュビスムから現代へ」が、ついに開幕した。会期は8月20日まで。
アーティゾン美術館の全展示室にわたる大規模展「ABSTRACTION 抽象絵画の覚醒と展開 セザンヌ、フォーヴィスム、キュビスムから現代へ」が、ついに開幕した。会期は8月20日まで。
近代の京都画壇を代表する存在として近年再評価が進む日本画家木島櫻谷(1877〜1938)。その山水画にフォーカスした特別展「木島櫻谷─山水夢中」が、六本木の泉屋博古館東京で開幕した。会期は7月23日まで(画像はすべて内覧会時に許可を得て撮影)。
第3回
東京都美術館で日本では約20年ぶりとなる大規模な回顧展が開催中のアンリ・マティス。様々な作品を手がけたマティスだが、ここでは「室内画」にフォーカスし、その表現世界に迫る。
コロナ明けでは中国本土で初めての大規模なアートイベント「Gallery Weekend Beijing 2023」が、6月4日まで北京で開催中。同イベントの見どころを紹介しつつ、ギャラリー・ウィークエンド/アートウィークというモデルの特徴や強みを考察する。
2018年から開催している浅間国際フォトフェスティバルが、今年の会期とテーマを発表した。「イメージの実験場」をテーマに、7月15日~9月3日の会期で行われる。
大阪の街をめぐりアートやデザインに出会う周遊型のエリアイベント「Osaka Art & Design 2023」が5月31日からスタートした。阪急うめだが本店を構える梅田エリアを中心に、中之島、天満橋、京町堀、本町、心斎橋の各エリア20ヶ所から33プログラムのギャラリーやショップが参加。大阪のクリエイティブカルチャーを全国・世界発信することが目的だ。会期は6月13日まで。
今週から来週前半にかけて開幕/閉幕する展覧会から、とくに注目したいものをピックアップしてお届け。最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。
『一千一秒物語』や『少年愛の美学』などで知られている小説家・稲垣足穂(1900〜1977)。その世界観を、内林武史、大月雄二郎、桑原弘明、建石修志、鳩山郁子、まりの・るうにいの6人の作家が表現するオマージュ展「TARUHO《地上とは思い出ならずや》」が神戸のギャラリーロイユで開催される。会期は6月4日〜25日。
70年以上写真を通して人間のドラマをとらえ続けてきた日本写真界の巨匠・田沼武能。その逝去後初となる大規模な回顧展「田沼武能 人間讃歌」が東京・恵比寿の東京都写真美術館で開幕した。会期は7月30日まで。
ボーイズラブ(BL)の歴史をひも解き、何かを探り、国内外での文化の広がり方に着目する展覧会「はじめてのBL展」が角川武蔵野ミュージアムで7月16日まで開催されている。
武蔵小杉に誕生した複合施設「コスギアイハグ」。そのなかにある産前産後ケアセンター「ヴィタリテハウス」が、アートを取り入れたユニークな施設として注目を集めている。
ポーラ美術館が、同館の西洋絵画コレクションから選りすぐられた名品を紹介する展覧会を7月12日〜12月3日に開催。なかでも、新収蔵となるアメリカ人の女性印象派画家メアリー・カサットの《劇場にて》(1878-79頃)が初めて公開される。
兵庫・神戸市の横尾忠則現代美術館で展覧会「横尾忠則 原郷の森」が始まった。横尾の小説『原郷の森』をヴィジュアルに変換することで、横尾芸術の全貌をとらえようとする展覧会だ。
オオタファインアーツで開催中の嶋田美子の21年ぶりとなる新作個展「おまえが決めるな!」(〜6月10日)に寄せて、笠原美智子(アーティゾン美術館副館長)との対談が実現。展示の意義や見どころに加え、日本におけるフェミニズム・アートの潮流、現代における課題について交わされた対話の数々をお届けする。
2023年5月末から6月にかけて開幕する展覧会のなかから、とくに注目したいものを編集部がピックアップしてお届けする。*最新情報は各館公式サイトをご確認ください。
6月1日付で弘前れんが倉庫美術館の副館長兼学芸統括に就任した木村絵理子。長年横浜美術館でキュレーターとして活躍した同氏が、新天地で目指すものとは?
南貴之がクリエイティブディレクターを務めるコンセプトショップ「Graphpaper」が、東京・参宮橋に3つの店舗を含む複合施設をオープンさせる。
A-POC ABLE ISSEY MIYAKEより、写真家の西野壮平と協働した「TYPE-VI Sohei Nishino project」が6月15日に発売される。西野の《Diorama Map Tokyo》(2014)と《Diorama Map Kyoto》をジャカード織機で織りあげ、「一枚の布」を制作。《Diorama Map Tokyo》は大きなポケットを施したステンカラーコートに、《Diorama Map Kyoto》は、5ポケット仕様のパンツとバケットハットになった。<br> <br> 旅をし、そこでスナップした写真を組み合わせて巨大な1枚の都市像をかたちにする西野の「Diorama Map」シリーズは、やはり旅から多くのものを吸収し、旅するプロセスとものづくりを重ねて考える宮前義之を大きく刺激した。Bunkamura ザ・ミュージアムで開催された「東京好奇心 2020 渋谷」で西野の作品と出会い、強い印象を持ったという宮前に、西野と協働するに至った経緯から話を聞いた。
若手アーティストの創作活動を支援するため、東京都と公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京は今年4月に貸し出しスタジオスペース「START Box ササハタハツ」をオープン。その様子を紹介する。
ボッテガ・ヴェネタが、サンパウロにあるリナ・ボ・バルディの代表作のひとつである「Casa de Vidro」(ガラスの家)でユニークなアートプログラムを展開している。