
2021年の国内美術品市場の推計は2186億円に。前年より7パーセント減
アートフェア東京を運営する一般社団法人アート東京は、6年目となる「日本のアート産業に関する市場調査」を実施。購入動向調査により、2021年の国内の美術品市場規模を2186億円と推計した。2020年の2363億円から7パーセント減となる。

アートフェア東京を運営する一般社団法人アート東京は、6年目となる「日本のアート産業に関する市場調査」を実施。購入動向調査により、2021年の国内の美術品市場規模を2186億円と推計した。2020年の2363億円から7パーセント減となる。

フィリップスが、3月3日にロンドンで開催されたイブニングセールの販売益の100パーセントをウクライナ赤十字社に寄付する。このセールでは合計約3000万ポンド(約46億円)の売上高を達成しており、バイヤーズ・プレミアムとベンダーズ・コミッションによる販売益は約580万ポンド(約9億円)となる。

今週開幕した展覧会から、とくに注目したい3つをピックアップしてお届け。最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。

ロシア・サンクトペテルブルクにあるエルミタージュ美術館の名を冠した「エルミタージュ・アムステルダム」が、ロシア本館との決別を決定した。

草間彌生の内面からあふれ出たイメージや想像力にフォーカスした展覧会「心の中の詩」が、東京・早稲田の草間彌生美術館で開催中だ。その作品にあるシュルレアリスム性に着目しながら、1949年の初期作品から新作まで幅広い表現様式が紹介されている。

東京・丸の内仲通りの商業店舗で現代美術を展示する「有楽町ウィンドウギャラリー 2022」が3月4日にスタート。7つの店舗の店内に、12名のアーティストの作品が展示されている。

大阪の堺 アルフォンス・ミュシャ館はこの春、ミュシャと宇野亞喜良の2人に注目する初めての展覧会「アンニュイの小部屋 アルフォンス ・ミュシャと宇野亞喜良」を開催する。

アーティスト・関仁慈と田辺修の企画による抽象作品展「ギャルリー成瀬17 Selection β」が第5回の開催を迎える。「世の中的には働き盛りの世代」である40代前後のアーティストを中心に、多様な抽象表現が展開される。会期は3月5日〜19日。

アーティストが主体となる独自のアートフェア「ARTISTS' FAIR KYOTO」が今年、5回目の開催を迎えた。新たな会場も加わった今回のハイライトをレポートでお届けする。会期は3月5日〜6日(清水寺会場は〜3月13日)。

日本国内初のNFTアートフェア「Meta Fair #01」が、3月11日〜13日にリアルとバーチャルの両空間で同時に開催される。20組の現役アーティストたちが参加し、150点以上の作品を展示・販売する。

ウクライナを支援するため、プッシー・ライオットらが2月25日に立ち上げた資金調達プロジェクトが、合計715万ドル(約8億2700万円)の資金を調達した。収益はウクライナの非営利団体「Come Back Live」に寄付されるという。

ターンテーブル奏者/作曲家として音楽の文脈で活躍するいっぽう、造形物や映像、絵画など様々なヴィジュアル・アートを手がけてきたクリスチャン・マークレー。東京都現代美術館で個展「クリスチャン・マークレートランスレーティング[翻訳する]」を開催した作家に、音楽と美術の両ジャンルにおける近年の活動を中心に話を聞いた。

ナビ派の画家のひとりで、黒一色の革新的な木版画で知られるフェリックス・ヴァロットン。その木版画作品が集結する展覧会「ヴァロットン―黒と白」が三菱一号館美術館で開催される。会期は10月29日〜2023年1月29日。

Bunkamuraと渋谷区立松濤美術館を結ぶ道に面したビルの、1階から3階に空間を構えるbiscuit gallery。1周年を記念して開催するグループ展「grid」では、約50名の作家を迎え、前後期に分けて作品が展示される。代表の小林真比古と、マネジメント契約を結ぶ作家のひとりである那須佐和子に話を聞いた。

1948年創刊の美術専門誌『美術手帖』が、2022年4月号から季刊となることが発表された。

ウクライナへの軍事侵攻を受け、ロシアが政治的・経済的制裁などを課されるなか、ウクライナのアーティストや文化活動家がロシアへの文化的制裁を求めている。

ファッション・アイコンであり1920年代の女性服の流行を先導したガブリエル・シャネル(1883~1971)。その日本では32年ぶりとなる回顧展「ガブリエル・シャネル展─Manifeste de mode」(仮称)が三菱一号館美術館で開催される。会期は6月18日〜9月25日。

文化ファッション大学院大学が毎年開催している文化ファッション大学院大学ファッションウィーク(BFGU FW)が、今年はオンラインで開催される。

都立美術館などを運営する公益財団法人東京都歴史文化財団は、18歳以下の若年層を対象に都立美術館・博物館で「Welcome Youth(ウェルカムユース)」事業を実施。展覧会などを期間限定で無料にする。

日本現代美術を普及させることを目的としたロシアのプロジェクト「Gendai Eye」。その編集者であるビクター白湖が、日本人アーティストに対する呼びかけを行っている。