PREMIUM

来館者の経済不安を払拭せよ。ロンドンのナショナル・ギャラリーが取り入れる入場料スキーム「ペイ・ワット・ユー・ウィッシュ」とは?

長引く物価高騰が人々の暮らしに少なからず暗い影を落とすなかで、ロンドンのナショナル・ギャラリーは昨年から新しい取り組みを続けている。曜日と時間限定で、特別展への入場料をビジター自らが決めるというイギリス初の斬新なスキームだ。それは人々への経済的なサポートだけではなく、アートに触れる機会を増やして来館者数増加にもつながっているという。

INSIGHT

シンプルで強靭で奥深い、佇まいはまるで「弥勒菩薩」のよう。FPM・田中知之が語るココ・カピタンの魅力とは

株式会社パルコが2014年よりスタートさせたコーポレートメッセージ「SPECIAL IN YOU.」。Vol.21にはスペイン出身のアーティスト、ココ・カピタンが登場し、そのなかで「『才能』は自分に与えられた『特別なギフト』」であり、「誰もが持っているものだ」と語る。本企画にあわせて、ココと交流・共演経験のある音楽プロデューサー、DJの田中知之(Fantastic Plastic Machine)にココの人物像やその魅力について話を聞いた。

NEWS / PROMOTION

MUFGが工芸を本格支援へ。初の試みで狙うものとは?

日本を代表する金融会社・株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループが、日本の伝統的な工芸の文化や技術の継承を支援し、そこから変化の時代に必要なイノベーションを学ぶことを目的とした「MUFG工芸プロジェクト」を発足させた。

NEWS / REPORT

PREMIUM

3つのキーワードをもとに読み解く人間・山下清

日本各地を放浪し、行く先々の風景を貼絵で表した画家・山下清。彼の生き方や作品は人々を惹き付け、彼をモデルにしたドラマや映画『裸の大将』も制作されたほどだった。それらを通して、「放浪の画家」、「日本のゴッホ」としての彼のイメージは、広まり、定着した。が、フィクションである以上、そこに描かれているのは現実そのままではない。今回は3つのキーワードをもとに、いま一度、「神話」を解体し、山下清の実像に迫ってみたい。

INSIGHT

PREMIUM

ホックニーが描くハリー・スタイルズらの肖像画。ロンドンで「デイヴィッド・ホックニー:ドローイング・フロム・ライフ」展が開催へ

3年に渡る大規模な改装を終えて、6月末に再オープンしたロンドンのナショナル・ポートレイト・ギャラリー。11月3日からは「デビッド・ホックニー:ドローイング・フロム・ライフ」がスタートする。このエキシビションではホックニーの60年に渡るキャリアの中で描かれた肖像画およそ160点が展示されることになっているが、このたびさらに33点の新作が加わることが発表された。

NEWS / EXHIBITION

第67回

櫛野展正連載「アウトサイドの隣人たち」:トリックスターとしての怪獣たち

ヤンキー文化や死刑囚による絵画など、美術の「正史」から外れた表現活動を取り上げる展覧会を扱ってきたアウトサイダー・キュレーター、櫛野展正。2016年4月にギャラリー兼イベントスペース「クシノテラス」を立ち上げ、「表現の根源に迫る」人間たちを紹介する活動を続けている。彼がアウトサイドな表現者たちに取材し、その内面に迫る連載。第67回は、2016年以来、7年ぶりに訪ねた八木志基くんのいまに迫る。

PREMIUM

第6回

安藤正子のアトリエを訪ねて。「そのときどきの自分の関心や心の動きが絵になるので、人生がそのまま反映されてしまう」

アーティストは日頃どんな場で、何を考えどう制作を進めているのか。「創造の現場」を訪ね、問うてみたい。あなたはどうしてここで、そんなことをしているのですか?と。今回赴いたのは、愛知県にある安藤正子さんの創造の現場である。

PREMIUM

膨大なコレクションから見る、フレディ・マーキュリーがつくりあげた世界

9月6日からロック・ヴォーカリストの故フレディ・マーキュリーが所有していたパーソナルコレクションのオークション「フレディ・マーキュリー ア・ワールド・オブ・ヒズ・オウン」がロンドンのサザビーズで開催される。それに先駆けて、競売にかけられる品々を並べたエキシビションが開催中だ。1469点にものぼるアイテムを、高級街ニューボンド・ストリートに位置する老舗オークションハウス内の2フロア15室のギャラリーに所狭しと並べ、まさに文字通りフレディがつくりあげた彼だけの世界を垣間みることができる絶好の機会となっている。9月5日まで無料で一般公開されており、誰もが自由に鑑賞できるのも嬉しい。

NEWS / REPORT