静岡・熱海のMOA美術館で「広重『東海道五十三次』Digital Remix」が開催される。会期は5月24日〜7月1日。
このデジタル・リミックスシリーズは、高精細デジタル画像で撮影したアーカイヴを、同館スタッフの技術により、オリジナル・フィルム・プロジェクションとして、再構成したもの。第2弾となる本展では、歌川広重の代表作である保永堂版「東海道五十三次」をテーマに、全55作品の展示と、プロジェクションによる没入体験を体験できるものとなっている。急な夕立に急ぐ人々を描いた《庄野 白雨》や、深々と雪が降る静寂な情景を描いた《蒲原 夜之雪》など、広重が旅した世界を追体験する、そんな臨場感をぜひ味わってみてはいかがだろうか。