
ソール・ライターの写真から学ぶ、生き方
1950年代にカメラマンとして活躍しながら、80年代に突如として姿を消したソール・ライター。2006年、83歳にして再び世間の注目を集めた彼の大回顧展が、Bunkamura ザ・ミュージアムで、2017年6月25日まで開催。

1950年代にカメラマンとして活躍しながら、80年代に突如として姿を消したソール・ライター。2006年、83歳にして再び世間の注目を集めた彼の大回顧展が、Bunkamura ザ・ミュージアムで、2017年6月25日まで開催。

アルベルト・ジャコメッティ(1901〜1966)の大回顧展が、国立新美術館で開催。会期は2017年6月14日~9月4日。初期から晩年までの、あらゆる時代の作品が一堂に会する。

『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本の中から毎月、注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2017年5月号では、哲学的者による芸術論や、21世紀の日本文化の動向を探る論考集など、芸術について多角的に考える4冊を取り上げた。

京都のeN artsにて、写真展「showcase #6」が開催される。今回は、金サジと三田健志の2人展で、会期は2017年5月5日〜5月28日。

第105回
過去に重大な交通事故を経験したという共通点を持つ、弓指寛治、ALI-KA、小林Aの3名の共同キュレーションにより、今年3月に開かれた「Death Line」展。それぞれが直面した「事故と死」に改めて向き合い、作品を通して「死」について深く考えることを目指した本展を、椹木野衣がレビューする。

写真のあり方を大きく変えたダヤニータ・シンの移動式美術館。5月20日から日本の美術館では初の個展「ダヤニータ・シン インドの大きな家の美術館」が恵比寿・東京都写真美術館にて開催される。

ベストセラー絵本『はじめてのおつかい』が生まれて約40年。世代を超えて愛される名作絵本の数々を生み出してきた林明子の絵本原画展が、高松市美術館で開催されている。会期は5月28日まで。

新潟県のりゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館を拠点に活動するダンス・カンパニー、Noism1の公演が新潟と埼玉の2か所で開催。芸術監督を務める金森穣の新作『Liebestod-愛の死』と、専属振付家・山田勇気の代表作『Painted Desert』の2作が上演される。

日本を代表する建築家のひとり、村野藤吾の建築を紹介する特別展が広島市現代美術館で開催される。村野が広島で手がけた世界平和記念聖堂を大きく取り上げ、設計原案図や模型などの資料を展示。会期は5月16日から7月9日まで。

アートとデザインの関係性を考える企画展「gesture, form, technique IV」がTARO NASUで開催。リアム・ギリックらのアート作品と、ジャン・プルーヴェらの20世紀フランスの名作家具があわせて展示される。

第14回
ヤンキー文化や死刑囚による絵画など、美術の「正史」から外れた表現活動を取り上げる展覧会を扱ってきたアウトサイダー・キュレーター、櫛野展正。2016年4月にギャラリー兼イベントスペース「クシノテラス」を立ち上げ、「表現の根源に迫る」人間たちを紹介する活動を続けている。彼がアウトサイドな表現者たちに取材し、その内面に迫る連載の第14回は、鏝絵を現代に継承する三浦辰彦を紹介する。

長年の実績を持つ、メルセデス・ベンツによる日本とドイツのアーティスト交流プログラム「メルセデス・ベンツ アート・スコープ」の2015〜17年の成果を発表する展覧会が開催される。原美術館にて、5月27日から8月27日まで。

書に使用するための和紙「料紙」を中心とした企画展が根津美術館で開催される。昨年、同館で開催された「はじめての古美術鑑賞―絵画の技法と表現―」に続く、シリーズ2回目の企画展となる。

南青山の複合文化施設・SPIRALで毎年開かれているアートフェスティバル「SICF」が、今年もゴールデンウィークに合わせて開催。18回目を迎える今回は、出展者数を大幅に増やし、新たにパフォーマンスプログラムも実施するなど、さらに充実した内容となる。

20世紀美術に大きな影響を与えた、マルセル・デュシャンの《泉》。発表からちょうど100年を迎える今年、京都国立近代美術館で約1年間にわたりこの作品の謎に迫る展覧会が開催されている。

偏光パールの絵具を用い、光量や視角の変化とともに表情を変える絵画を制作してきた大庭大介が、SCAI THE BATHHOUSEの個展で新作を発表する。会期は5月19日から6月24日。

様々な素材を用いた彫刻作品を発表しているアーティスト・木村充伯が、新宿のケンジタキギャラリーで個展を開催。「毛が生える彫刻」シリーズの最新作を発表する。

世界3大美術館の一つとして、数々の名作を所蔵しているエルミタージュ美術館。激動の時代を生き抜いてきた美術館の歴史を、多くのドキュメンタリー映画を手がけてきたマージー・キンモンスが映像化。

中国の若手写真家・任航(レン・ハン)が2017年2月24日に亡くなった。深く親交のあったギャラリスト・中橋健一が、29歳という若さでこの世を去った大切な友人に、追悼文を捧げた。

1970年の誕生以来、日本のみならず世界中で高い人気を誇る「ドラえもん」。誰もが知る国民的キャラクターに共感したアーティストたちによる作品が一堂に並ぶ展覧会「THE ドラえもん展 TOKYO 2017」が11月1日より森アーツセンターギャラリーで開催される。