岡本太郎現代芸術賞受賞の井原宏蕗が「赤」をテーマに特別展を開催

岡本太郎の精神を継承し、自由な視点と発想で社会に鋭いメッセージを突きつける井原宏蕗の作品が岡本太郎記念館にて展示される。会期は2017年9月27日〜10月9日。

井原宏蕗 cycling-red dog-

 井原宏蕗は1988年大阪府生まれ。2013年に東京藝術大学大学院を修了した。17年2月、岡本太郎の精神を次世代に継承し、自由な視点と発想で社会に鋭いメッセージを突きつける作家を顕彰する「岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)」で岡本敏子賞を受賞。今回岡本太郎記念館で行われる特別展では、井原の新作《die-dye-red》が展示される。

 原色が際立つ岡本太郎作品の中で、とくに見る人に強い印象を与えるのは「赤」だろう。岡本太郎にとって「赤」は炎、血、そして命の色だった。本展ではその「赤」を軸に、井原は数種類の自然素材を用いた作品を展開。岡本太郎とその作品から得たヒントを活かし生まれた表現で、岡本太郎に挑む。

編集部

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