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「Mr.の個展:いつかある晴れた日に、きっとまた会えるでしょう。」(福岡アジア美術館)会場レポート。オタクとヤンキー、フラジャイルな日常の上で

福岡市の福岡アジア美術館で、「Mr.の個展:いつかある晴れた日に、きっとまた会えるでしょう。」が開催されている。会期は4月24日~6月21日。会場の様子をレポートする。

文・撮影=安原真広(編集部)

「混沌という名の『日常』」の展示風景。ヤンキー車をモチーフとした《誕生日おめでとう》(2026)や、ぬいぐるみをモチーフとした《誕生日おめでとう!》(2026)などとともに、作家の私物が雑然と並ぶ ©Mr./Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.

 福岡市の福岡アジア美術館で、アーティスト・Mr.(ミスター)の個展「Mr.の個展:いつかある晴れた日に、きっとまた会えるでしょう。」が6月21日まで開催されている。キュレーションは田川市美術館館長の工藤健志。

 Mr.は1969年兵庫県生まれ。96年のデビュー以降、日本のアニメ、マンガ、ゲーム、オタク文化といったサブカルチャーを取り込み、日本固有のポップカルチャーを現代美術の文脈で昇華させた独自の表現を展開してきた。

《自分が見る自分。遠くへ行きたい。ーシュウィ〜〜ン!ー》(2026)。Mr.本人の近影が作品に使われている ©Mr./Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.

 本展はMr.による11年ぶりとなる国内個展であり、日本の公立美術館では初となる大規模個展となる。キュレーターの工藤は青森県立美術館での勤務時代に「美少女の美術史」(2015、青森県立美術館)を企画しており、Mr.はその出展作家のひとりであった。以来、工藤はMr.の創作を注視していたといい、2024年に工藤が九州に拠点を移してからは、同地でMr.の個展を開催することを計画していたという。

左から、《早春賦を聞きながら。》《宮沢賢治の見たもの。》(ともに2026)。コンビニを模したプリント壁紙の上に展示されている ©Mr./Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.

編集部

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