アントン・コービン「PRESENCE」(嶋臺ギャラリー)

デペッシュ・モード、U2、ローリング・ストーンズ、ゲルハルト・リヒター、アイ・ウェイウェイなど、数多のアーティスト・ミュージシャンたちのポートレイトを手がけてきたオランダの写真家アントン・コービン。今回の展示は選集的回顧展となり、半世紀にわたるそのキャリアを象徴する静謐なモノクロ作品群が時系列で並ぶ。
アーティストたちがいる場所に出向き、その場の光で撮影することを貫いてきたコービン。そのドキュメンタリーに近いアプローチによってしか生まれない、よりリアルな雰囲気を感じ取ってほしい。
ファトマ・ハッスーナ「THE EYE OF GAZA」(八竹庵[旧川崎家住宅])

パレスチナの写真家でありアクティヴィストだったハッスーナは、2025年4月16日、25歳の若さで、彼女自身を狙った爆撃により家族数名とともに命を落とした。
過酷な状況の中でガザの現実を撮り続け、世界にその様子を届け続けたハッスーナ。本展では本人のインタビュー動画とガザで撮影された遺作をスライドショーで発表することで、その活動に敬意を表するとともに、多くの命を落としたジャーナリストたちへの追悼の場ともなっている。
会場に響くいまハッスーナの声、写真、そして飛行機などの音は、鑑賞者と戦争の距離を物理的に近づける。



















