「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2026」見どころレポート【10/12ページ】

ジュリエット・アニュエル「光の薫り」(有斐斎弘道館)

ジュリエット・アニュエル「ダホメの精霊」シリーズの展示風景
ジュリエット・アニュエル「石の感受性」シリーズの展示風景

 世界を全体的な視点から捉え、写真を通して、風景にひそむ不可視の霊性を追い求めるジュリエット・アニュエル。本展では、ヴァンクリーフ&アーペルとのコラボレーションによって制作した2つのカラー写真のシリーズ、「ダホメの精霊」と「石の感受性」に加えて、新たに制作された映像作品《悠久》を展示。

 例えば「石の感受性」では、科学的な知識を地球の内部へと向け、ソルボンヌ大学の鉱物標本コレクションを人物のポートレイトのように撮影。屋久島で撮影した映像作品《悠久》ではスーパー8mmフィルムを使用し、神聖な屋久島の森の苔に覆われた静謐な世界をモノクロームで捉えた。

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