「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2026」見どころレポート【9/12ページ】

タンディウェ・ムリウ「CAMO」(誉田屋源兵衛 竹院の間)、「一如」(出町桝形商店街)

 西アフリカで幅広く使用される鮮やかな布「アンカラ」や、東アフリカの「カンガ布」といったテキスタイルの物語から着想を得て、それらの布をキャンバスとして再定義し、称え、記憶するために作品に用いムリウ。今回、KYOTOGRAPHIEのアフリカン・アーティスト・イン・レジデンスとして招聘され、2会場で作品を展示する。

「CAMO」シリーズの展示風景

 誉田屋源兵衛 竹院の間では、鮮やかなテキスタイルを使い、被写体を背景へと埋没させることで女性のアイデンティティを問いかける「CAMO」シリーズを数多く展覧。作品の女性たちはすべて目を独特のアイウェアで覆っており、そのことによって個性を消し、すべの女性を象徴する存在となっている。

商店街に掲げられた「More Than Half」シリーズ

 いっぽう出町桝形商店街では、「More Than Half」シリーズを展示。ふたつの文化にまたがるアイデンティティを持つプレイジアン(アフリカンやアフリカン・アメリカンなどの「黒人」とアジア人のミックス)の女性たちにフォーカスした新作が、巨大なバナーとなって商店街を彩る。

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