EXHIBITIONS
アンドリュー・ワイエス展 オルソン・ハウスの物語
丸沼芸術の森所蔵
アンドリュー・ワイエスはアメリカの国民的画家。生まれ故郷・ペンシルヴェニア州と、夏のあいだ過ごしたメイン州で絵画制作を行い、それぞれの地で親交を重ねた家族たちを克明に描き続けたことで知られている。
ワイエスの画業において特別な位置を占める「オルソン・シリーズ」は、1939年、22歳のときにメイン州の夏の家に滞在中、後に妻となるベッツィの紹介でクリスティーナとアルヴァロのオルソン姉弟と知り合い、2人をモデルにオルソン・ハウスでの日常やメイン州の風景を詩情豊かに描いた。オルソン・ハウスはその後も残され、2011年には国定歴史建造物に指定された。
「オルソン・シリーズ」の習作の数々を一堂に展示し、115点ものまとまったかたちで鑑賞できる貴重な機会となる本展。足が不自由なクリスティーナが自力で野原を這って家へ進む光景が、世界中の人々の心を動かし続けている名作《クリスティーナの世界》の習作も見ることができる。「彼女の手足を美化することなく、ありのままに描くことが彼女への尊敬の証だ」と語ったワイエスの観察力の鋭さと画力の高さに驚かされるだろう。
ワイエスの画業において特別な位置を占める「オルソン・シリーズ」は、1939年、22歳のときにメイン州の夏の家に滞在中、後に妻となるベッツィの紹介でクリスティーナとアルヴァロのオルソン姉弟と知り合い、2人をモデルにオルソン・ハウスでの日常やメイン州の風景を詩情豊かに描いた。オルソン・ハウスはその後も残され、2011年には国定歴史建造物に指定された。
「オルソン・シリーズ」の習作の数々を一堂に展示し、115点ものまとまったかたちで鑑賞できる貴重な機会となる本展。足が不自由なクリスティーナが自力で野原を這って家へ進む光景が、世界中の人々の心を動かし続けている名作《クリスティーナの世界》の習作も見ることができる。「彼女の手足を美化することなく、ありのままに描くことが彼女への尊敬の証だ」と語ったワイエスの観察力の鋭さと画力の高さに驚かされるだろう。