「建物公開2026 アニマルズ in 朝香宮邸」(東京都庭園美術館)開幕レポート。アール・デコの名建築に潜む、愛らしき動物たち【3/3ページ】

新館にも注目

 本展の見どころは、建築に組み込まれた意匠だけでない。新館では、「アニマルズ」というテーマに連動し、「アール・デコの動物表現」「近代動物園の誕生と動物彫刻」「ラリックと動物」の3セクションで作品・資料が並ぶ。

新館の展示風景

 単純化させたフォルムで人気を博すフランソワ・ポンポン(1855〜1933)による愛らしい動物彫刻や、庭園美術館本館玄関のガラス・レリーフ扉も手がけたルネ・ラリック(1860〜1945)による繊細な作品群などに注目だ。

新館展示風景より、フランソワ・ポンポン《シロクマ》(1921-24)
新館展示風景より
新館展示風景より、ルネ・ラリックの作品群

 装飾美術の歴史と現代の表現が交差する、建物公開展ならではの展示構成が見どころとなる本展。なお会場では一部の作品を除き写真撮影が可能だ。美しい建築と、お気に入りの動物を写真に収められるのも本展の醍醐味と言えるだろう。

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