「MoN Takanawa: The Museum of Narratives」 が開館へ。こけら落としとなる「ぐるぐる展—進化しつづける人類の物語」も開幕【2/5ページ】

多彩な展示を実現する自由度の高い空間設計

 特徴的なスパイラル状の建物は、隈研吾建築都市設計事務所が外装デザインを務めた。⽊材をふんだんに⽤いながら、日本の在来種を中心とした植栽が外周に配されている。館内には、約1500平方メートルの展⽰空間「Box1500」、ステージ全⾯にLED を備えたシアター「Box1000」、約100畳の畳の空間「TATAMI」といった施設が設けられ、テーマに即した様々なイベントが行われる予定だ。

隈研吾建築都市設計事務所が外装デザインを担ったMoN Takanawaの外観

 高輪ゲートウェイ駅からペデストリアンデッキで直接接続している2階のエントランスロビーには、インフォメーションとともに物販ブースが設けられた。開館を記念し、ここには「未来文化の門」と名づけられたやぐらが設置され、各界の著名人からのメッセージが掲示されている。

エントランスロビーとBox300。人々が行き交う往来としての役割も果たす
32人の著名人のメッセージが掲げられた「未来文化の門」
Box300で開催されている「ひらけ モン!展 はじまりのはじまり」。MoN Takanawaの建築の思想や設計などを資料展示から知ることができる

 このロビーと隣接する約300平米の自由度の高い展示空間「Box300」では、DJイベントや企業展示などが開催できるようになっている。開館時は「ひらけ モン!展 はじまりのはじまり」が開催されており、高輪の歴史とともに、プロジェクトメンバーや建築家・隈研吾、イギリスのデザインスタジオ・Pentagramと行った議論や試行錯誤、工事の様子などを、計画資料、スケッチ、プロトタイプ、インタビュー、映像を通して紹介している。

約100畳の畳のスペース「TATAMI」。中央で日原暢子(箏)と川村葵山(尺八)の演奏が行われていた

 開放的なエスカレーターとスロープによって、上下階の移動はシームレスにできるように意識されている。2階には「ラボ」と称する小規模な3つの展示スペースがあり、気軽に立ち寄れる展示やイベント、ワークショップを展開。4階には約100畳の畳のスペース「TATAMI」があり、オープニング企画として和楽器の演奏と茶が楽しめる「畳びらき 春うららの茶会」が開催される。

編集部