開館記念特別展「ぐるぐる展 進化しつづける人類の物語」
5階のBox1500は、館内最大となる展示空間だ。ここではこけら落としとなる開館記念特別展「ぐるぐる展 進化しつづける人類の物語」が開催される。会期は3月28日~9月23日。
本展は宇宙、地球、自然、伝統文化、食、人体、思考といった、人間を取り巻く多様な「ぐるぐる」に着目したものだ。「ぐるぐる」という普遍的なかたちを、アート、社会学、テクノロジー、科学、伝統文化などを横断しながら、 6章構成で紐解いていく。企画とキュレーションはMoN Takanawaの内田まほろ、斧田悠、黒木許子。

「Zone 1|World:ようこそ、ぐるぐるの世界へ」「Zone 2|Art:ぐるぐるは美しい」
エントランスから始まる第1章「Zone 1|World:ようこそ、ぐるぐるの世界へ」では、導入として折り紙研究を行なってきた三谷純の作品3点《永遠の白河》《光の旋回》《白亜の螺旋》を展示。本展のために紙からつくり出す「ぐるぐる」形状を、過去最大サイズとなる高さ60〜80センチほどで制作した。


第2章「Zone 2|Art:ぐるぐるは美しい」では、「ぐるぐる」の根源を問うようなメディアアートが展示される。金属加工で人が関わることで駆動する作品をつくる東弘一郎の《自連車》(2026)は、自転車のホイールの回転運動の連鎖が回転運動の原初的な伝達を表現している。磁性流体を用いた作品で知られる児玉幸子の《モルフォタワー/二つの立てる渦》(2026)は、磁性を帯びた液体が渦巻き状になりながら立ち上がっていく。


岩井俊雄の「時間層」(1990-)シリーズは、高速で回転する3枚の透明な円盤に、プロジェクターから光を当てることで、アニメーションとして図像が現れる作品だ。また、人間の歩く姿を表現した後藤映則《Heading》(2022)は、可動を表現するために部品の回転運動が使われていることが本展のテーマと関連づけられている。



















