会場に一歩足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのは空山による50点近い絵画作品群だ。長嶋茂雄の肖像画から始まり、最初期のロボット作品や、80年代に世界を席巻した「セクシーロボット」シリーズが並ぶ。
これらは過去の作品データを再構築し、高出力したキャンバスに空山が加筆したもの。金属の質感を驚異的な写実力で表現したそのスタイルは、たんなるSF的イメージを超え、生命力と官能性を内包した独自の美学を提示している。



没入感を与える映像インスタレーション《Space Traveler》を経て、展示は彫刻作品のエリアへと続く。アルミニウムやガラスで構成されたボディは光と反射を実装するものであり、空山の身体美の探求が強く反映されていると言えるだろう。
また、それらの立体を鏡面で覆われたショーケースの中に収めた作品群は、光と反射がもたらす幻視的な効果に対する空山の関心が結実したものだ。
























