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「拡⼤するシュルレアリスム 視覚芸術から広告、ファッション、インテリアへ」が開幕。視覚芸術にとどまらないシュルレアリスムの魅力と影響【3/4ページ】

 第3章「写真―変容するイメージ」では、写真表現によってシュルレアリスムに向き合った作家の作品に迫る。ここではマン・レイを筆頭に、各国の芸術家が挑戦した多彩な写真表現に注目したい。

手前はモーリス・バタール《無題(自写像のコラージュ)》(1930)

 本展の大きな特徴は、視覚化芸術のみならず、広告やファッション、インテリアなどより日常に根ざしたものを視覚化した点にある。4章以降はそうした視覚芸術以外のジャンルにフォーカスしたセクションだ。

 第4章「広告―『機能』する構成」では、デペイズマンやコラージュ、フォトモンタージュなどシュルレアリスムにおいて多用されたテクニックを発揮した広告にフォーカス。いまでも通用する強い訴求力を持った広告表現に目を奪われるだろう。

手前はマックス・エルンストによるポスター「国際シュルレアリスト展」(1936)、

編集部