3名のなかで最若手の壺田太郎は、1994年伊賀生まれの陶芸作家。大小様々なサイズの作品が各部屋に点在するが、なかでも旧市長室に設置されている作品は、一際存在感を放っている。

藤本玲奈の作品は、19室すべてに展示されている。サイズ問わず展開される作品には、ビビットな色が使われており、室内に置かれる天童木工の家具とも調和している。

すべての客室に共通して、質感やクラフト感のあるもの、ビビットな差し色となるものを持ってくることで、坂倉やその師であるル・コルビジェの思想や哲学を反映させた内装となっている。





















