予約制の夜の部も営業
注目されるのが、9月30日に法隆寺宝物館1階でオープン予定の「鮨会席 おく乃」だ。「博物館の奥に佇む上質な和空間。匠の寿司と旬の食」をコンセプトに、産地直送の食材や旬の味覚を用いた会席料理と、職人が握る寿司を組み合わせたコースを中心に提供する。カウンター8席と個室1室(8席)を設け、鮨会席コースは3万5000円。昼の部に加え、予約制の夜の部も営業する。

法隆寺宝物館は、法隆寺から皇室へ献納された宝物を保存・展示する施設として、1999年に開館した谷口吉生設計の建築で、正面の水盤やガラスを用いた静謐な空間。建築学会賞も受賞している。この建築の内部で、日本の文化財とともに食文化を体験する場が新たに設けられることになる。
谷口吉郎が設計した東洋館と、その息子である谷口吉生が手がけた法隆寺宝物館。それぞれの建築に置かれる新たな飲食施設は、展示を見る前後の時間を含め、博物館での1日をどのようにデザインできるのかを示す試みとなりそうだ。
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