平子雄一の作品が工事用仮囲いに登場。三井不動産が「日本橋本町三井ビルディング &forest」でアートプロジェクトを展開

三井不動産が、建設を進める木造賃貸オフィス「日本橋本町三井ビルディング &forest」の工事用仮囲いを活用したアートプロジェクトを開始した。掲出されるのは、自然と人間の関係性を問い続けるアーティスト、平子雄一による作品《イケガキ》。会期は8月中旬までを予定している。

平子雄一による「日本橋本町三井ビルディング &forest」の工事用仮囲い装飾

 三井不動産が、東京・日本橋で建設を進める「日本橋本町三井ビルディング &forest」の工事用仮囲いを活用し、アート作品の掲出をスタートした。作品を手がけるのは、植物や自然と人間の曖昧な関係性をテーマに制作を続ける平子雄一。掲出期間は4月20日から8月中旬までを予定している。

「日本橋本町三井ビルディング &forest」外観イメージ
「日本橋本町三井ビルディング &forest」エントランスホール完成予想イメージ

 「日本橋本町三井ビルディング &forest」は、国内最大・最高層の木造賃貸オフィスビルとして計画されているプロジェクトで、三井不動産グループ保有林を含む1100立方メートル超の国産木材を使用。一般的な鉄骨造オフィスビルと比較して、建築時のCO2排出量を約30パーセント削減する見込みだという。竣工は2027年1月を予定している。

平子雄一による「日本橋本町三井ビルディング &forest」の工事用仮囲い装飾

 今回掲出される《イケガキ》は、工事の進行そのものを街と共有しながら、未来の風景への期待感を醸成するために制作された作品だという。木造建築プロジェクトの完成後に生まれる「木の温もり」や「心地よさ」を先取りするように、豊かな色彩で構成されている。たんなる工事現場の囲いではなく、新たな場所が生まれる過程を街に開く「仮設の展示空間」として機能させる試みだ。

 なお本企画は、日本橋エリアの再開発現場を活用したアートプロジェクト「NIHONBASHI RIVER WALK MUSEUM」の一環として実施。工事用仮囲いを都市空間における表現の場へと転換し、再開発とアートを接続する試みとなっている。