岡本太郎の遺志を継ぎ、次代のアーティストを顕彰する岡本太郎現代芸術賞(通称TARO賞)が26回目の開催を迎える。
同賞は、1996年の岡本太郎没後に「岡本太郎記念現代芸術大賞」(2006年に「岡本太郎現代芸術賞」に改称)として創設されたもの。これまで小沢剛や山口晃、風間サチコ、梅津庸一、キュンチョメ、サエボーグといった数々のアーティストたちを発掘してきた。
今回の募集期間は7月15日から9月15日まで。応募資格は「作品を自ら創作し、その著作権を有する個人または団体」で国籍や年齢、プロフェッショナル・アマチュアは不問。表現技法も自由だ。
同賞の目的について、主催の岡本太郎記念現代芸術振興財団は次のように提示している。「『時代を創造する者は誰か』──この半世紀前の太郎の真摯な問いかけを胸に刻んで、創作活動に邁進する方々の、幅広い応募を呼びかけたいと思います」。
岡本太郎賞(1名)には200万円を、岡本敏子賞(1名)には100万円を授与。岡本太郎記念館での作品展示の機会も与えられる。また特別賞(若干名)には総額50万円を授与する。
入選並びに入賞作品は、2023年2月中旬~4月中旬(予定)に川崎市岡本太郎美術館で開催予定の「第26回岡本太郎現代芸術賞展」に展示される。応募の詳細は岡本太郎美術館のウェブサイトを確認してほしい。