美術作家の「制作」と「生活」の両立をテーマに。「The LUCKY choices:作ると生きるの分岐点」が開催へ

東京・武蔵小金井のKOGANEI ART SPOT シャトー2Fで、美術作家の制作と生活の両立をテーマに、表現を継続するためのあり方を模索する展覧会「The LUCKY choices:作ると生きるの分岐点」が開催される。会期は5月14日〜31日。

「The LUCKY choices:作ると生きるの分岐点」チラシ

 東京・武蔵小金井のKOGANEI ART SPOT シャトー2Fで、美術作家の制作と生活の両立をテーマに、表現を継続するためのあり方を模索する展覧会「The LUCKY choices:作ると生きるの分岐点」が開催される。会期は5月14日〜31日。

 ワークライフバランスが社会の共通認識となった昨今、キャリアの重要局面を迎える30代前後は、結婚や育児、介護など、人生の大きな転機と重なる時期であり、それは美術作家にとっても例外ではない。しかし、こうしたライフイベントと制作の両立は容易ではなく、活動継続を断念せざるを得ないケースも少なくない。

宮野かおり《受難の聖母子像》
金藤みなみ《桃太郎の母》

 本展は、これまで美術業界で語られることの少なかった「妊娠・出産・育児」を起点とし、そこから派生する多様な生活の課題を、展覧会を通じて見つめ直すものとなる。相談や公表がしにくい空気、周囲の「配慮」が結果的に機会を奪ってしまう構造、そしてジェンダーギャップや不安定な経済基盤は、性別を問わず切実な課題だ。

 本展では、作家ごとに「制作」と「生活」の両側面から作品とプロフィールを展示。作家としていかにキャリアをサバイブするかを問い、表現を通して、前向きな「作る」と「生きる」ことの模索を試みる。

田中一太《未然の表皮 No.26》
宮本香那《工作》

 展示には、育児の真っ只中にいる作家、子育てが一段落した作家、これから家族を持つことを考えている作家、離婚を経験した作家など、多様な背景を持つメンバーが名を連ねる。出展作家は、金藤みなみ、須藤はる奈、naka屋、宮本香那、田中一太、藤田明、メカラウロコ、菅実花、宮野かおり。

 なお、会期中には本展のテーマにまつわるトークショーやワークショップも実施予定だ。

編集部