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「これからの風景 世界と出会いなおす6のテーマ」(静岡県立美術館)会場レポート。伝統的「風景」から現在、そして未来の絵画を思考する

静岡県立美術館で、風景画や風景表現に焦点をあてた展覧会「これからの風景 世界と出会いなおす6のテーマ」が開催中会期は9月23日まで。会場の様子をレポートする。

文・撮影=安原真広(ウェブ版「美術手帖」副編集長)

展示風景より

 静岡市の静岡県立美術館で、風景画や風景表現に焦点をあてた展覧会「これからの風景 世界と出会いなおす6のテーマ」が開催されている。会期は9月23日まで。担当は同館学芸員の貴家映子。会場の様子をレポートする。なお、会期中には展示替えが実施される。

 同館は風景画や風景表現のコレクションを収集の柱としてきた。風景画は、近代の理性的人間像を前提とし、視覚を通して認識された世界を反映するという伝統的な価値観を共有した絵画ジャンルといえる。こうした風景画が、様々な他者との共生が課題となっている現代、そして未来において、いかなる役割を果たすことができるのか。本展は同館のコレクションによってそれを問うものとなっている。

静岡県立美術館