「小湊鉄道開業100周年記念展 古往今来・発車オーライ!」(市原湖畔美術館)

千葉・市原市の市原湖畔美術館で、市原市を象徴する鉄道・小湊鉄道の開業100周年を記念した展覧会、小湊鉄道開業100周年記念展「古往今来・発車オーライ!」が9月15日まで開催されている。
小湊鉄道は、1925年、沿線住民1000人が株主となって開業した、千葉県市原市五井駅から内陸部の上総中野駅までの39.1キロメートルを縦断するローカル鉄道だ。沿線には高滝湖、チバニアン、養老渓谷等の観光スポットもあり、2025年に開業100周年を迎える。いっぽうで過疎化に伴い、経営的な困難に直面しており、芸術祭「いちはらアート×ミックス」でも同鉄道の活性化を目指したプロジェクトが展開されてきた。
本展は小湊鉄道の歴史や魅力をアートによって照らし出し、発信するもの。会場では中﨑透、青山悟、クワクボリョウタ、中野裕介/パラモデル、かこさとしの5組の作家が作品を展示している。
会期:2025年4月26日〜9月15日
会場:市原湖畔美術館
住所:市原市不入75-1
開館時間:10:00 〜17:00(土・祝前日 9:30 〜 19:00、日・祝日 9:30〜18:00)
休館日:月(祝日の場合は翌平日)
料金:一般 1000円 / 大学・高校生 800円 / 中学生以下無料
「ジャネット・カーディフ 40声のモテット」(金沢21世紀美術館)

金沢にある21世紀美術館で、同館コレクション作家ジャネット・カーディフによる作品《40声のモテット》が9月15日に閉幕する。レポート記事はこちら。
この作品は、16世紀イングランドの作曲家トマス・タリスの「40声のモテット」(Spem in Alium)をもとにしており、40台のスピーカーから再生される聖歌隊の40人の声が、空間を彫刻のように構築するサウンドインスタレーションだ。楕円形に配置されたスピーカー1台ごとに個々の声が響き、重層的に音が重なりあうことで、まるでその場に40人の合唱が生まれるかのような臨場感を生み出すものとなる。
会期:2025年5月24日〜9月15日
会場:21世紀美術館
住所:石川県金沢市広坂1-2-1
電話番号:076-220-2800
開館時間:10:00〜18:00(金土〜20:00)
料金:無料



















