1874年に第1回印象派展が開催されてから150年の節目を迎えることを記念し、国内外のモネの代表作60点以上が一堂に会する展覧会「モネ 連作の情景」が東京の上野の森美術館(10月20日~2024年1月28日)と、大阪の大阪中之島美術館(2024年2月10日~5月6日)で開催される。
本展は、モネの代名詞として日本でも広く親しまれている《積みわら》や《睡蓮》などをモティーフとした「連作」に焦点を当てながら、時間や光との対話を続けた画家の生涯をたどるもの。また、サロン(官展)を離れ、印象派の旗手として活動を始めるきっかけとなった、日本初公開となる人物画の大作《昼食》を中心に「印象派以前」の作品も紹介。モネの革新的な表現手法のひとつである「連作」に至る過程にもせまるという。
構成は全5章を予定しており、そのすべての作品が世界各地30館以上から集められたモネの代表作ばかり。100パーセントモネを堪能できる、またとない展覧会となるだろう。